平成ジャンプにゼロ婚…結婚式は駆け込み特需?

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新「つながり婚」のススメ

(画像はイメージ)
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 挙式・披露宴への考え方が多様化する中で、ゼロ婚、地味婚、派手婚といった幅広いプランが登場していることは、さまざまな事情を抱えたカップルの受け皿となるだろう。

 そこで、こういうやり方も提案したい。

 最近では、人間関係が希薄になっているために、招待客も減少傾向にある。2017年4月~18年3月に結婚した対象者(回答数5138人)を調べた「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、12年調査時に73・7人だった招待客の平均は69.4人に減った。

 結婚式は、今までお世話になった方々に「感謝とお礼を伝える場」であるとともに、「新たな人生のパートナーを紹介する場」でもある。

 最近では、家族や友人・知人との「つながり」や「絆」を再確認する場として見直されることも多い。実際、招待客にリストアップされるのは、疎遠になっている親族、懐かしい恩師、学生時代の友人を招くケースが多い。

 だが、結婚式で見落としてはいけないのが、「これからお世話になる方々へ夫婦ともどもよろしくお願いします」という気持ちを表す場という意味だ。同じ職場になって日の浅い勤務先の上司や同僚、取引先の相手、趣味の仲間、ご近所さんなどこれからもお世話になる人々を招待してはいかがだろうか。

 世間では「仕事とプライベートは分けたい」などという風潮もあるが、ブライダル業界は若いカップルにそんな提案をするべきである。逆風の業界にあって、価格重視の傾向が強まる今こそ、結婚式を挙げることの持つ本来の意味や意義、その魅力を伝えることが大切だ。

 せっかくのハレの日。大勢の招待客に囲まれて、盛大に祝福される結婚式がもっと見直されてもいいと思う。そして、参列者が会場を後にするとき、思わずこんな言葉が漏れ聞こえる式であってほしい。

 「本当にいい結婚式だった」「こんな結婚式を挙げたい」。

 

プロフィル
江口 貴彦(えぐち・たかひこ)
  エッセンシャルズ&カンパニー 代表取締役。 明星大学経営学部 特任教授。東北大学大学院経済研究科修了(経済学修士)。アーサーアンダーセン、Plan・Do・Seeを経て現職。専門分野はブライダル/ホスピタリティ・ビジネスを中心とした企業実務全般。現役の経営コンサルタントとして国内外のブライダル/ホスピタリティ業界の発展に向けた各種活動を展開している。また、2017年4月より明星大学経営学部特任教授へ就任。大学生への実務的な教育・指導も行っている。

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437392 0 深読み 2019/02/09 08:08:00 2019/02/14 11:51:30 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190207-OYT8I50024-T.jpg?type=thumbnail

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