小学校卒業式のはかまに賛否…なぜ問題視?

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若い世代がきものに関心

(画像はイメージ)
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 小学校卒業式の服装の変化を受けて、名古屋市教育委員会は2018年1月、市内の小学校5、6年生を対象にアンケート調査を実施した。その結果、「卒業式にふさわしいと思うから」などの理由で、「卒業式で和装を着用したい」と回答した女子児童は約半数に上った。

 和装、とりわけ、はかまが人気になった背景には、いくつかの要因が考えられる。まず、指摘されるのはメディアの影響だ。

 特に、はかま姿で競技かるたに臨む女子高生を描いた漫画『ちはやふる』(末次由紀 作)のヒットや、和装姿が登場するドラマ「ちりとてちん」(NHK)、「JIN─仁─」(TBS系)などの影響で、08年ごろから小学校の卒業式にはかまを着用する児童があらわれはじめた。

 ちなみに、現在ではすっかり定番となった女子大学生が卒業式で着るはかま姿は、1970年代後半ごろから普及。背景には、漫画『はいからさんが通る』(大和和紀作)やNHKの連続テレビ小説の影響があったと言われている。

 一部の児童がはかまで卒業式に出席するようになると、その姿を見た下級生たちの中に「私も卒業式で着たい」という児童が増え、はかま熱は高まっていった。

20代の8割「また着たい」

 さらに、こうした状況を後押ししていると考えられるのが、若い世代を中心に、きものへの関心が高まっていることだ。

 経済産業省の和装振興研究会が2015年3月に全国の20代~50代以上を対象に実施したアンケート調査の結果では、若い世代の着用意向が高い傾向が見られた。きもの着用経験者のうち、20代の79.9%、30代の71.9%が「今後きものを着用したい」と回答した。これに対し、40代は59.1%、50代以上は50.3%にとどまっており、「手入れが大変」「きつくて苦しい」「五十肩で着られない」などの理由が挙げられた。

 この調査は、10代を対象外としているものの、若者の間で従来とは異なるきもののニーズが生まれていることがうかがえる。

 そして、新たなニーズの拡大に呼応するように、和装業界も動き出すことになる。

 保護者たちからの増加する問い合わせに対応する形で、それまで、成人式や大学の卒業式に向けて振り袖やはかまのレンタル・販売を行っていた業者が、次々と小学生向けのはかまを取り扱い始めた。

 このように、子どもたちが関心を示しているはかまは、小学校の卒業式という場にふさわしい装いなのだろうか。

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487016 0 深読み 2019/03/14 07:20:00 2019/03/14 11:46:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190220-OYT8I50030-T.jpg?type=thumbnail

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