電車内の「迷惑」、ささいなことに腹が立つワケ

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スマホは新たな車内トラブル要因?

混み合う電車内には、イライラの原因が多い=写真はイメージ
混み合う電車内には、イライラの原因が多い=写真はイメージ

 ――2018年末に公表された日本民営鉄道協会の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」で、今回初めて1位になったのは「荷物の持ち方・置き方」でした。リュックやショルダーバッグを抱えたり、網棚へあげたりしないため、ぶつかることにイライラする人が多いようです。

 ラッシュ時などで混み合う車内では、乗客は自らのパーソナルスペースを侵害され、不快なままじっと耐えている状態なのです。「この空間は(個人のものではない)コミュニティーだ」という意識を共有し、目的地に着くまでの間、人間臭を消して、モノのような心境でじっとしています。お互い、嫌な思いをしたくないための知恵ですね。

 そこへ乗り込んできた人が、周囲にお構いなしで、大きなリュックやバッグを下ろさないまま立っているとする。当然、我慢してきた人たちにはイライラが募るでしょう。

 「スマホを操作する人の肘が当たる」という不満の声もあったそうですね。スマホの登場は、新たな車内トラブルの原因を作ったと言えるかもしれません。電車待ちのホームでスマホのゲームに没頭している人は、電車が着いて扉が開いてもスマホ画面から目を離そうとせず、動きものんびりしています。後ろに並んだ人はイライラするでしょう。

 走行中の車内でも、スマホでゲームを続けるために、パーソナルスペースを確保しようとする人がいます。ゲームの操作では両手を使うため、つり革や手すりにつかまらず、隣に立つ人にもたれかかる……。

 先ほどのランキングで4位になった「乗降時のマナー」は、扉付近に立って、他の乗客の乗り降りをふさぐ行為などを指すそうです。これも、スマホに熱中し、周りの状況が見えなくなった結果かもしれません。

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456519 0 深読み 2019/02/25 07:00:00 2019/02/25 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190220-OYT8I50055-T.jpg?type=thumbnail

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