視聴率1ケタ「いだてん」復活のウルトラCは?

無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック(ばなし)~」(以下、「いだてん」)が苦しい状況に立たされている。2月24日放送の第8回の平均視聴率が9.3%となり、第6回(10日放送)から3週連続で9%台となった。近現代をテーマにした大河ドラマは、橋田寿賀子脚本の「いのち」以来33年ぶり。戦国・幕末の時代物を求める固定ファンからそっぽを向かれ、新たな大河に期待した視聴者も「分かりにくい」「ついていけない」と離脱している。起死回生の方法はあるのだろうか。PRプロデューサーの殿村美樹氏が解説する。

大河史上最速の1ケタ視聴率

「いだてん」のワンシーン(NHK提供)
「いだてん」のワンシーン(NHK提供)

 NHK大河ドラマ「いだてん」が苦戦しています。

 ドラマは、主演を中村勘九郎と阿部サダヲが務め、東京高等師範学校の嘉納治五郎校長の元に五輪の招待状が届いた1909年から、64年の東京五輪までの激動の55年間を描いています。12年ストックホルム大会で、マラソン選手として日本人で初めて五輪に出場した金栗四三(中村勘九郎)と、東京に五輪を招致するために尽力した日本水泳連盟会長・田畑政治(阿部サダヲ)を中心に3部構成で展開。2020年東京五輪を意識した “ニッポンの五輪はじめて物語”です。

 脚本は連続テレビ小説「あまちゃん」を手がけたヒットメーカーの宮藤官九郎。役所広司、竹野内豊、星野源、小泉今日子、綾瀬はるから主役級のスターが脇を固めます。

 テーマもキャストも非の打ちどころのない布陣なのに、なぜか視聴率が振るいません。

 もちろん、こんなに立派なドラマを視聴率だけで語るつもりはありません。しかし、当初良かった視聴率が回を重ねるごとに下落していく現象は見過ごせません。

 というのも、「いだてん」の視聴率は初回に15.5%とまずまずだったのに、回を重ねるごとに下降傾向が続き、大河史上最速の第6回(2月10日放送)で10%を切り、まさかの1ケタ台に突入したのです。

 「物語の中でいきなり時代が飛ぶので、ついていけない」

 「登場人物が多すぎて、わかりにくい」

 各メディアは難解な構成やスピードの速いストーリー展開に、視聴者が置いてきぼりになっている状況を指摘します。

 NHKも2月13日の会見で、ついに「いだてん」のてこ入れを宣言しました。その言葉通り、17日放送の第7回は時代が飛ぶこともなく、登場人物が増えることもなく、以前に比べてわかりやすい構成になっていました。ところが、視聴率は前週を0.4ポイント下回る9.5%、24日の放送は9.3%に落ち込み、下げ止まる気配すらありません。

 「やっぱり、主人公が有名人物じゃないとダメ」

 「そもそも、歴史上のスーパースターが登場しない大河なんてありえない」

 ネット上には、視聴率が伸びない原因としてこんな批判が飛び交っています。

 ただ、PRの視点で分析すると、まったく異なる原因が見えてきます。さらに、ちょっと踏み込んで、「いだてん」の視聴率を上げる方法を考えてみると、画期的なヒット作に変身する可能性も浮かび上がってきます。順番に説明しましょう。

 

1

2

3

4

5

462663 0 深読み 2019/02/26 09:29:00 2019/02/28 11:04:06 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190225-OYT8I50005-T.jpg?type=thumbnail

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ