自分って何者…?就活「自己分析」で陥る失敗

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やりたい仕事が見つからない

(画像はイメージ)
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 「もう何度も自己分析をやりました。でも、やりたい仕事が見つかりません」(関西地方の国立大学に通うBさん)

 このような嘆きも、就活生からよく漏れ聞こえてきます。

 結論を言うと、自己分析を何度繰り返し行っても、やりたい仕事は見つかりません。

 自己分析は、過去のエピソードを振り返り、考え方や価値観を整理するものです。「自分が何を優先してきたのか」「自分が何を好んできたのか」「自分が何をおろそかにしてきたのか」―-。人生において、重大な選択を迫られたとき、選ぶ条件や理由を考えるために行うのが自己分析です。

 仕事の選択肢を広げるものではありません。

 そもそも、仕事内容や特徴を知らなければ、自分に「合う・合わない」という判断はできません。

 就活を始めて間もないころは、興味関心のある業界、企業、仕事にばかりとらわれてしまい、「こういう会社に合うはずの自分」「こんな仕事にふさわしい自分」をつくろってしまうケースも見受けられます。

 社会について知らないがゆえに、ほかに多くの選択肢があることに気づいていない学生もいます。自分を知ることと併せて、仕事を知ることを進めていくことが重要です。

自分の価値観が分からない

 「自分の価値観って何か分からない。みんなも同じような考えなんじゃないの」(東海地方の私立大学に通うCさん)

 学生たちはそれまでの人生において、多くのことを「当たり前」と思って暮らし、行動してきたと思います。だから、「自分らしい」と言われてもピンとこないのです。

 例えば、「日本の良さとは?」という質問を考えてみましょう。数週間、海外に滞在していた人は、「街並みがキレイ」「水道の水が飲める」「電車が時間通りに来る」など次々に答えられるはずです。日本で暮らしていると当たり前に思えても、他国と比べると、長所や短所が明確になります。

 人も同じです。当たり前と思って行っていることが、他の人から見ると「なんで?」と不思議がられたり、「すごい!」と驚かれたりすることがあるでしょう。そこに、自分らしさのヒントがあります。

 まずは、自分のエピソードやその取り組みをした背景などを友だちと話してみることです。他の人が話すのを聞き、行動の背景が気になったら、「なんでそういうことをやったの?」と問い直してみます。これを友人同士で繰り返してみると、「自分らしさ」や「自分の価値観」が見えてくるはずです。

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467854 0 深読み 2019/03/01 07:07:00 2019/03/01 14:24:51 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190227-OYT8I50061-T.jpg?type=thumbnail

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