ベランダが危ない…侵入犯は2階を狙う

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ベランダ対策…侵入に時間をかけさせる

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 ベランダに面した窓が、最も危険なことから、まずは簡単に侵入できないように手を加える必要があります。カギは1か所だけではなく、補助錠をもう一つ、窓の高い位置に付けるとよいでしょう。侵入者が高い位置の鍵をこじあけようとすれば、ベランダに囲いがあっても体や腕を伸ばすこととなり、近所の住人や通行人の目に留まる可能性があるからです。

 ガラスを割って侵入される恐れもあるので、割れにくい防犯ガラスに替えたり、防犯フィルムを貼ったりするのも効果的です。

 音をたてないようにガラスをバーナーなどであぶって焼き破る手口もありますが、防犯ガラスは2枚のガラスの間にフィルムがはさんだものが多く、火が付くと臭いがしたり、煙が出たりします。時間がかかること、目立つことは侵入犯が最も嫌がることなので、こうした対策は有効とされています。

 財団法人都市防犯研究センター(既に解散)が、元窃盗犯たちにアンケートをしたことがあり、それによると約70%が侵入に2~5分かかればあきらめるとしています。

“防犯生活”を意識する

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 ただ、いくら自宅の防犯設備を強化しても、それだけで全ての犯罪を防ぐことはできません。日頃から防犯を意識して生活することが危険を減らすのに役立ちます。

 女性を狙った犯罪は、犯人が夜間にスーパーやコンビニ内でターゲットを探し、退店後に尾行して、自宅を探るケースもあります。女性が入っていった集合住宅を路上から眺め、直後に明かりが付いた部屋で目星をつける手口もあります。帰宅が遅くなる場合、外出時に部屋の明かりをつけっぱなしにしておく、室内照明をタイマー付きの物に替えるなどの対策も検討してほしいと思います。

 防犯の講演会などで若い女性と話すと、「自分は被害に遭わない」と人ごとのように思っている人が多いと感じます。ニュースにもあまり関心がなく、最近の犯罪について詳しく知らないという人もいます。

 防犯の第一歩は、「自分が被害に遭うかもしれない」という意識を持つことです。自治体の防犯メールなどの無料サービスもあるので、活用して、身近に潜む危険について関心を持つようにしてほしいと思っています。

プロフィル
桜井 礼子(さくらい・れいこ)
 1962年、神奈川県生まれ。防犯の専門家として「予知防犯」を提唱し、テレビやラジオ、新聞にコメントを寄せる梅本正行氏のアシスタントとして、事件の現場を取材したり、侵入事件などの裁判を傍聴したりして専門知識を13年間学んだ。後に専門家として活動し、民放テレビのコメンテーターや、防犯アドバイザーとして信用組合の機関紙などに寄稿。子どもの安全や女性の性被害対策などの講演も全国規模で行っている。

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635175 0 深読み 2019/06/13 11:11:00 2019/06/20 16:24:27 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190523-OYT8I50007-T.jpg?type=thumbnail

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