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    生活

    ソロに戻るリスク…「昭和夫」は捨てられる?

    博報堂ソロ活動系男子研究プロジェクト・リーダー 荒川和久
     結婚しない人が年々増加している。生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことのない人の割合)は、2035年には男性3割、女性2割に達すると推定される。一方で、長年連れ添った妻から“ 三行 ( みくだ ) ( はん ) ”を突き付けられるケースも多く、結婚してもソロに戻るリスクも増えている。独身男性の生態を研究する博報堂ソロ活動系男子研究プロジェクト・リーダーの荒川和久さんが、「うちは大丈夫」と高をくくる「昭和夫」に警鐘を鳴らす。

    まさか、うちに限って…

    • (画像はイメージ)
      (画像はイメージ)

     定年退職を間近に控えたAさん(58)は、「子どもたちも独立したし、定年後は、離島に引っ越してのんびりと夫婦水入らずで過ごしたい」と考えていました。その計画を妻に伝えたところ、妻から突然離婚を突き付けられたのだそうです。Aさんからするとまさに寝耳に水、全く想定外の出来事でした。

     妻の言い分はこうです。

     「東京に住むならまだしも、そんな不便な離島に連れていかれて、これからも夫だけを見て暮らすなんてまっぴらごめんです。東京でお友達とやりたいことだってたくさんあるんです。私は夫の家政婦でも母親でもない。今まで夫が家のことは放置してきたのをずっと我慢してきたのに、もう限界です」

     確かにAさんは、家事や育児には協力的ではなかったと言います。しかし、離婚を言い渡されるほどの不満を妻が持っているとは、思いもよりませんでした。

     「まさか、うちに限って……」

    「昭和夫」とは?
     「男は仕事、女は家庭」という性別役割分担意識が強く、大黒柱として家族を支えているという自負がある。仕事には真面目に取り組むが、頑固であまり人の言うことを聞かない。「男とはこうあるべき」というガラパゴスな概念に縛られて、逆に窮屈な生き方になりがちである。家事や育児には、消極的というより管轄外と考えている節がある。

     

     

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    2016年11月03日 08時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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