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    生活

    「世界に1冊」のノートも…ギフトとしての文房具

    文具プランナー 福島槙子
     クリスマスや誕生日など、大切な人に贈り物をする機会は多いが、何を贈ったらいいか、悩みどころではないだろうか。そんな時に考えてみたいのが「文房具」だ。最近では、世界に1冊しかないオリジナルノートを作ってプレゼントする人も増えているという。文具プランナーの福島槙子さんが、「贈って喜ばれる文房具」の選び方などを伝授する。

    紙の種類や背の綴じ方を選んで製本

    • 銀座・伊東屋では、30~60分でオリジナルノートを作ってくれる
      銀座・伊東屋では、30~60分でオリジナルノートを作ってくれる
    • 出来上がった「ノートクチュール」オリジナルノート
      出来上がった「ノートクチュール」オリジナルノート

     「文房具ブーム」といわれる昨今、工夫を凝らした新製品が次々と登場するなか、既製品ではないオーダーメードの文房具が注目を集めている。例えば、表紙や中紙を選んで作るオリジナルのノート。自分用に作成するのはもちろんのこと、作ったノートを友人や家族へプレゼントするのが、若い女性を中心にちょっとしたブームとなっている。

     東京の銀座・伊東屋では、「Note Couture(ノートクチュール)」というオリジナルノート作成サービスを提供している。クチュールはフランス語で「縫製」「仕立て服」の意味。高級仕立て服を指す「オートクチュール」にかけて、その人に合わせて仕立てたノートという意味が込められている。価格は500~3240円(税別)。店頭でまず、ノートのサイズや表紙、中紙の種類などを選ぶ。ノートの背の()じ方も、金属製のリングを使って綴じる「リング綴じ」や、のりで接着する「無線綴じ」から選択する。表紙に文字などをプリントしたり、カラフルなゴムバンドや綴じボタンを追加したりすることも可能だ。

     材料を選び終わったら、その場で製本してもらえ、注文後約30~60分でオリジナルノートが完成する。「表紙にお子さんが生まれた日付や時間を入れて出産祝いとしてプレゼントしたり、相手の誕生日を入れて記念に贈ったりする方が多い。『プレゼントしたら反応が良かったので、他の人にも贈りたい』というリピーターの方も増えている」(ノート売り場担当の浦部寛子さん)という。

     東京・蔵前にある文具店「カキモリ」でもオリジナルノート作成サービスが人気だ。こちらでは、万年筆と相性が良い紙やフォトアルバム用紙など、豊富な種類の紙を中紙として選ぶことができる。表紙は革製、リネン製、紙製の柄物など常時60種類以上をラインナップ。使い終わったら中紙を入れ替えてくれるサービスもあるので、長年使い込む楽しさを味わえる。価格は800円(同)から。

     東京・神保町の三省堂内にある雑貨店「神保町いちのいち」でも、「えらべる帳」というオリジナルノート作成サービスを提供しており、印伝(羊や鹿のなめし革)に似せた紙を表紙に使うなどして、特徴のあるノートに仕立てることができる。さらに、今年1月には東京・代々木上原に「ハイナインノート(HININE NOTE)」というオリジナルノート作成サービスの専門店もオープンしている。

     いずれの店舗でも世界に1冊しかないノートが作れるとあって、利用者の満足度は高い。もちろん既製のノートより価格は高くなるが、それでも自分だけの特別な1冊、大切な人へのオリジナリティーあふれるギフトとして好評だ。

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    2016年12月17日 16時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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