マクドナルド・ブランド再生物語はホンモノ?

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 期限切れの鶏肉問題や異物混入など、不祥事が相次いだマクドナルドに復活の兆しが見え始めている。人気メニューの復活、オシャレなデザインの店舗、新しくなったコーヒー……。ランチタイムや休日の店舗は大勢の客でにぎわっている。不採算店の相次ぐ閉店やアルバイトのリストラなど、暗い話題ばかりだったマクドナルドの復活は本物なのか。マーケティング戦略コンサルタントの永井孝尚氏がその真偽を読み解く。

今度はおいしくなった?

今年1月に新しくなったマクドナルドのプレミアムローストコーヒー(2017年3月)
今年1月に新しくなったマクドナルドのプレミアムローストコーヒー(2017年3月)

 「マックのプレミアムローストコーヒーが、新しくなった」と聞いたのは今年1月だ。

 9年前の2008年に登場した初代プレミアムローストコーヒーは衝撃だった。それまでマックが出していた即席風コーヒーとまったく違う本格派レギュラーコーヒー。しかも100円。年間2億6000万杯売れる大ヒット商品となった。

 その後、セブン―イレブンの「セブンカフェ」など、コンビニ各社が本格派レギュラーコーヒーを発売。いつの間にか、マックのコーヒーは話題にならなくなった。

 マックのコーヒーがニュースになるのは久しぶりだ。

 コーヒー好きの血が騒ぎ、すぐに近所のマックに出かけた。マックの店舗は行列ができていた。

 異物混入騒ぎなどで客足が遠のいた一時期と比べて大違いだ。

 実際にコーヒーを飲んでみると、かつてのプレミアムローストと比べて酸味があり、後味も爽やかで飲みやすい。これまで使用してきた3種のコーヒー豆に、エチオピア産モカを加えた4種類の豆をブレンドしている。個々の豆の特性に合わせて焙煎(ばいせん)し、絶妙なバランスで仕上げているそうだ。

 5年前の12年は違った。当時、リニューアルされたプレミアムローストコーヒーを口にした私は、「あれ? そんなにうまくないなぁ」と感じた。

 「マック、やばいんじゃないか?」と心配もしていた。

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