「坊主丸儲け」はウソ?檀家にせまる危機とは

無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 人口減少や過疎化の影響で、経営の苦しさを訴えるお寺が増えている。「本堂を修繕するので費用負担をお願いしたい」「廃寺にしたいので解体工事費を出してもらえないだろうか」といったように、 檀家(だんか) が思わぬ申し入れを受けるケースもある。今、お寺の経営は、なぜそんなに苦しいのか。檀家はどう対応するべきか。現役の住職で、著書でお寺の経営について問題提起している 水月昭道(みづきしょうどう) 氏に解説してもらった。

急速に悪化する寺院経営

お寺の多くは「危険水域」での経営。あなたも巻き込まれるかも(画像はイメージ)
お寺の多くは「危険水域」での経営。あなたも巻き込まれるかも(画像はイメージ)

 地方を中心に人口の減少や過疎化が進み、寺院経営は急速に悪化しつつある。

 筆者の所属する宗派は「浄土真宗本願寺派(西本願寺派)」だが、年に数回発行される宗派の機関誌では毎回のように「○○寺は解散することになりました」という報告が見られる。

 地方の寺院関係者にとって、お寺から住職がいなくなり「廃寺(宗教法人解散)」になるという事象は、もはや珍しいものでなくなっている。そうした背景から今後、寺院の大合併時代が到来するとの予測もある。

 しかしそれに薄々気付いていながらも、厳しい現実を直視できる関係者は決して多くない。自分や先達が守ってきたお寺がなくなってしまう衝撃。それを正面から受け止める勇気が、どうしても持てないからだ。

 お寺を実質的に支える門徒(檀家)さんたちは実はそんな渦中にいるわけだが、今の状況を正確に理解している人はほぼ皆無だろう。なぜなら、お寺の“懐事情”は、一般的なイメージとはかなりのギャップがあるからだ。

【あわせて読みたい】
住民が「経営者」目線でマンション管理するワケ
もう頑張れない…「こころの定年」に効く処方箋
4人に1人が「本気で自殺を」…悲劇どう防ぐか
姑の面倒見るのはイヤ!“死後離婚”する妻たち

1

2

3

4

5

431756 0 深読み 2017/04/06 05:20:00 2017/04/06 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20170405-OYT8I50034-T.jpg?type=thumbnail

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ