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「はらぺこあおむし」世界じゅうで人気のワケ

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 絵本『はらぺこあおむし』など、色鮮やかな作品で「色彩の魔術師」とも呼ばれる米国の絵本作家、エリック・カールさん(87)。その原画など約160点を展示する「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」が、7月2日まで東京都世田谷区の世田谷美術館で開かれている。展覧会に合わせて来日したエリック・カールさんに、作品に込めた思いや、創作の原点などを聞いた。


いい教育と悪い教育を体験

エリック・カールさん
エリック・カールさん

――少年時代のことについて聞かせてください。あなたの作品には少年時代の記憶が反映されていますか。

 私はアメリカで生まれて、6歳の時にドイツに移り住みました。当時は、戦争中だったので、町中の建物は空爆を受けないように、グレーや茶色に塗られていました。また、建物だけでなく、人々の服装も地味な色彩でした。その反動で、私は作品の中で鮮やかな色彩を用いるようになったんだと思います。

――カールさんは、家庭から学校への移行期に関心があると聞いていますが、ドイツではどのような学校生活だったのでしょうか

 ちょうど学校に行き始めた時は、アメリカに住んでいました。とても優しい先生でした。ところがドイツに移住してからは、何かするとすぐ罰を受けるような教育でした。私は6歳にして、いい教育と悪い教育の両方を体験することになったのです。

――絵を描くことを仕事にしたいと思ったのは、いつですか?

 いつからというのはわかりません。最初からだと思います。私の両親は、非常に自由にさせてくれていて、「あなたがやりたいことをやりなさい」と言ってくれました。

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