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経済

世界の広告市場、ネットがテレビを逆転?

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 世界の広告市場を約30年にわたって調査している英Zenith社が3月、衝撃的なリポートを発表した。インターネットの広告費が、これまで圧倒的な地位を誇っていたテレビの広告費を抜くかもしれないというのだ。ネットの広がりを示す象徴的な内容だが、日本の事情はまだ異なっている。メディア・広告業界研究の第一人者である電通総研の北原利行氏が解説する。

衝撃的なリポート?

英国の調査会社のリポートは衝撃的な内容だった(写真はイメージです)
英国の調査会社のリポートは衝撃的な内容だった(写真はイメージです)

 Zenith社は2017年、全世界のネット広告費は、前年比13%増の2050億ドル(約23兆円)となり、1920億ドル(約21兆5000億円)のテレビ広告費を抜くという予測を発表した。ネット広告費は広告費全体の36.9%を占め、2019年には41.7%まで増えるとの予想も合わせて明らかにした。衝撃的な内容といえる。

 しかし、広告市場の動向については、多くの調査会社がさまざまな形で発表している。中には、米国市場で16年にネット広告費がテレビ広告費をすでに上回った、という調査結果も存在している。

 一方、Zenithと同様に、世界の広告市場についての調査・推計を実施している英CARAT社が16年9月に発表したリポートでは、17年の広告市場シェア(占有率)の予測で、デジタル(ネット)が30.2%、テレビが40.3%となっている。9月以来、新たな調査結果は発表されていないものの、Zenithの予測とは大きく異なっており、まだテレビ広告費との差は大きく、17年には逆転しない見通しとしている。

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