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    経済

    マツキヨが3位転落?ドラッグストア「戦国時代」の行方

    店舗経営コンサルタント 佐藤昌司

    マツキヨも新業態に躍起

     対するマツキヨは、新業態での反転攻勢を図る。健康と美容に対するサービスを充実させたヘルスケアショップ「matsukiyo LAB(マツキヨラボ)」を関東で4店舗展開しているが、今後、店舗を増やす方針だ。通常のドラッグストアの機能に加え、薬剤師や管理栄養士、社内で研修を受けた「ビューティースペシャリスト」といった専門スタッフらがきめ細かくサポートする。例えば、管理栄養士が栄養状態に合わせ、適切なサプリメントの組み合わせを提案したり、ビューティースペシャリストが肌に関するカウンセリングに応じたりする。

     さらに、今年6月には、「働く女性」をメインターゲットとするマツキヨラボの新業態店「BeautyU(ビューティーユー)」を東京・銀座にオープンした。メイクアップや、ネイルを手直しするネイルリペアなどが10分程度で体験できるのが売りだ。商品は大半が美容関連で、従来のドラッグストアとは一線を画す商品構成となっており、店構えもしゃれている。このようにマツキヨも特定のターゲットに照準を合わせた新業態に力を入れている。

    • 「ハピコム」に加入するツルハHDの店舗
      「ハピコム」に加入するツルハHDの店舗

     マツキヨは業界3位に転落したが、今後も巻き返しを図ろうと様々な手を打ってくるだろう。しかし、マツキヨの前には、イオンが大きく立ちはだかる。イオンは、ウエルシアを含め、共同でプライベートブランド(PB)商品の開発・販売などを行う「ハピコム」と呼ばれるドラッグストアグループを形成している。全国約4300店の規模を誇り、そのハピコムを束ねるイオンがM&Aを推し進めるのではないかと(ささや)かれているのだ。

     もちろん、マツキヨがM&Aを行うなどしていずれ業界1位を奪還する可能性は十分にある。今後どのような業界再編が起こるのかは予断を許さず、ドラッグストア業界の行方から目が離せない。

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    プロフィル
    佐藤 昌司( さとう・まさし
     クリエイションコンサルティング代表取締役社長、店舗経営コンサルタント。1977年生まれ。立教大学卒。アパレル大手での12年間の勤務と経営コンサルティング業の経験から、マーケティング政策の立案、人材育成、店舗オペレーションの改善などを得意とする。

    2017年07月19日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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