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    スポーツ

    9月24日に引退試合…ロッテ・井口がいま思うこと

    読売新聞運動部 福井浩介

    最後まで右打ちを貫く

    • ダイエー時代の井口と王監督(右)。王さんに引退を報告すると、「悔いのないよう目いっぱいやってくれ」と言葉をかけられたという(2004年6月6日、足立浩史撮影)
      ダイエー時代の井口と王監督(右)。王さんに引退を報告すると、「悔いのないよう目いっぱいやってくれ」と言葉をかけられたという(2004年6月6日、足立浩史撮影)
    • 二軍の練習場にやってきたファンにサインをする井口(2017年8月29日、三宅宏撮影)
      二軍の練習場にやってきたファンにサインをする井口(2017年8月29日、三宅宏撮影)

     重ねた安打は日米通算で2252本になった。

     まだまだ衰えを感じさせず、球団関係者は「本人からの申し出がなければ来季も戦力と考えていた」と明かしている。

     ここまで長く続けられた理由を、井口は「周りの人以上に野球が好きだったんだと思う」と説明する。勝てるチームは自然と一つになると信じて和を重んじ、ひとりの野球人としては「走攻守」の三拍子そろった選手を理想に掲げてきた。

     野球にかける思いは最後の最後まで変わらない。

     一軍登録抹消後の8月29日、井口は、二軍の本拠地であるロッテ浦和球場(さいたま市)を訪れ、打ち込みを行った。「楽しくできた。いい感じ」と井口。引退試合までは、二軍で調整を続ける予定だ。

     その引退試合で見せたいのが、真骨頂でもある右打ちだ。

     デビュー戦で放った満塁本塁打に「勘違いした」と、その後の数年は打率が上がらず苦しんだが、「自分の持ち味は外野の間を抜く打撃だった」と原点に立ち返ってからは、才能を開花させた。追い求め続けた右方向への打撃を、最後の打席まで貫く覚悟だ。

     引退試合のチケットは完売した。

     「打て井口、頼むぞ井口」の大声援を送り続けた井口ファンの思いの表れだろう。

     この試合は当初、マリンフェスタユニホーム(青)を着用することになっていたが、井口が愛着を持つピンストライプのユニホームに変更されることも決まった。

     21年間の集大成へ、井口の現役生活が最終コーナーに入った。

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    プロフィル
    福井 浩介( ふくい・こうすけ
     2006年入社。千葉支局、地方部内信課を経て2012年から運動部。巨人、日本ハムとプロ野球を担当し、17年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を取材した。15年11月からロッテを担当。

    2017年08月31日 07時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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