「孫疲れ」を防ぐ親子の付き合い方

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 国や自治体が子育てに「祖父母」を活用する取り組みを広げようとしている。しかし、高齢者にとって孫の育児は体力的にきつく、出費も増えるほか、自由な時間を奪われるなどの負担もあり、最近では、「孫疲れ」という言葉も生まれている。孫の育児経験もある、家族問題評論家の宮本まき子さんは、当事者間のルール作りなど、祖父母の負担を減らす方法を提案する。

「孫育」に疲れる高齢者

 第一生命経済研究所が孫のいる55~74歳の男女1000人を対象に行った調査(2015年7月公表)によると、子どもやその夫・妻に頼まれて孫の面倒をみた経験のある人は66.4%で、同居や30分以内の距離に住むケースに限れば80%を超えた。しかし、元気に駆けずり回る孫と付き合うのは大変だ。

 最近の高齢者は見た目が若く、活動的な人が多いため、子どもたちに体力や気力が有り余っていると勘違いされやすい。あてにされて「フルタイム」で孫の世話をすることになる祖父母たちは、実は子どもたちの晩婚・晩産化のせいで前の世代より10年以上遅く孫の育児を始めることになる。体力・気力は簡単には続かない。「健康寿命が残り少ないのに行動を制限される」といった欲求不満から、心がうつうつとネガティブになる人もいる。「孫疲れ」などという言葉も生まれている。

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