読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

おけまる、それま、卍…なぜ若者言葉は意味不明?

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

遊びの対象となった「ことば」

 上の表から分かるように、若者ことば、SNSで使用することばは省略が多い。若者はなぜ、この種のことばを使うのかを考えてみよう。

 若者ことばは、10代後半から30歳くらいまでの男女が仲間内で、娯楽・会話促進・連帯・イメージ伝達などのために使う、くだけたことばであると定義できる。

 若者ことばの特徴は、第一に「仲間内で使われることば」であることだ。

 第二に、「娯楽や会話促進などのために使うことば」である。ことばが、遊びの対象となり、その時その時のノリを最も重要と考え、会話を弾ませる新造語が生産され続けた。その背景には消費娯楽社会が成立し、生活が仕事から遊びにシフトしていったことがある。

 第三に、「ことばの規範からの自由と、遊びのことば」であること。ことばの規範から自由になろうとする動きが強まると、その場限りで通用すれば良いといった勝手なことばが生まれ、ことばが曖昧なものとなる。もう一方で、規範から脱しようとすることで、ことばそのものが遊びの対象となり、仲間内でのみ楽しむユニークなことばが次々と造られる。

若者ことばは「暗号」

(画像はイメージ)
(画像はイメージ)

 したがって、若者ことばは、若者(特に女子)が仲間内で会話を楽しむために遊びで造った集団語と言える。その集団や世代に属さない人には暗号のようで分からないのは当然だし、分かろうとする必要もない。

 LINE上のことばは、仲間・グループで交わされることが前提となったコミュニケーションなので、この傾向は一層強くなる。

 職業集団にも、こうしたことばの使用が見られ、その集団でしか通じないことば(業界用語・職場語)が多くある。

 ・「ランナー」(航空業界で「搭乗締め切り間際に駆け込む客」)

 ・「おばけ」(タクシー業界で「1万円以上の客」)

 ・「さんずい」(警察用語で「汚職」)

 若者ことばが遊びを志向するのに対し、職業集団は効率や秘密保持などのために不思議な略語や頭字語、言い換え語を使用する。こちらも、集団外の人には分からない。

【あわせて読みたい】
そんな言い方するから、怒るあなたが嫌われる
「オノマトペ」をあなどれない三つの理由
日本人はなぜ家族に「こんにちは」と言わないのか

1

2

3

4

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
428935 0 深読み 2017/09/04 09:21:00 2017/09/04 09:21:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20170831-OYT8I50042-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)