紅葉シーズン到来…ツアー登山も“自立”が基本

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 北海道の大雪山系で紅葉が見頃を迎えるなど、紅葉シーズンが到来し、絶景を山頂で見ることができるツアー登山の旅行商品も多く登場している。ツアー登山は計画や準備をツアー会社が行ってくれるので気楽に参加できるが、はぐれて一人で迷うこともあり、あくまでも“自立登山”の心構えが大切だ。安易な気持ちで他の人に依存していると遭難の恐れもあるという。遭難事故の取材経験が豊富なフリーライター・羽根田治さんが警鐘を鳴らす。

秋は天気が変わりやすい

紅葉が見頃を迎えた、北海道・大雪山系の式部沼付近付近(9月22日撮影)
紅葉が見頃を迎えた、北海道・大雪山系の式部沼付近付近(9月22日撮影)

 昔から「女心と秋の空」などと例えられるように、秋の天気は変わりやすいと言われます。これは、移動性高気圧と低気圧が交互に日本付近を通過するためで、天気は周期的に変化します。また、10月上旬頃までは秋雨前線が日本列島付近に停滞し、「秋の長雨」と呼ばれるぐずついた空模様が続きます。この時期は台風の接近も多く、台風が秋雨前線を刺激すると前線の活動が活発になり、大雨が降ることもあります。

 とくに山岳地では、平地との気象の差が大きく、登山の際には十分な注意が必要となります。平地では過ごしやすい陽気でも、山頂付近では氷点下近くまで気温が下がったり、強い風が吹いていたりすることも珍しくありません。

 一般に、標高が100メートル高くなるごとに気温は0.6度下がるとされています。平地の気温が20度の場合、標高2000メートル付近の気温は8度まで下がります。また、風にも要注意です。外気温が10度であっても風速10メートルの風が吹いていれば体感温度は0度になるとされ、風で一気に体温が奪われて低体温症の危険が迫ってきます。

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