読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

リチウムイオン電池…発火事故急増のワケ

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

なぜリチウムイオン電池は発火しやすいのか?

 なぜリチウムイオン電池は頻繁に発火してしまうのか。電池は正極(プラス)と負極(マイナス)の間でイオンが行き交うことで電流を生む。イオンを運ぶ電解質として、リチウムイオン電池は可燃性の有機溶媒を使用している。過充電やショートなどによる発熱で電解質が揮発してしまうと、高熱になったり、ショートの際の火花で引火したりする危険性が高まる。

 電解質が揮発して内圧が高まっても爆発しないように、電池にはガス抜き弁が設けられている。しかし、この安全性を確保する弁が強度を下げてしまい、強い衝撃が加わると電池のケースが破損しやすく、そこから可燃性の有機溶媒が漏れ出て、発火につながるリスクもある。

 NITEによると転倒した際にズボンのポケットに入れていたスマホに外部から強い衝撃が加わった後に出火したケースもあった。

 リチウムイオン電池は、電気自動車などにも多く使われているが、自動車メーカー各社は衝撃対策に力を入れており、人が乗るキャビンの次という優先度で、バッテリパックを衝撃から守るのを課題にしている。それゆえ、電気自動車は、ボンネットやトランク部分など、クラッシュを保護する部分には電池を搭載していないのだ。

 リチウムイオン電池は、このように危険な一面があるため、多くは内部に保護回路を持っている。日本で初めて実用化されたリチウムイオン電池は、これらの回路も国産で高品質の製品を使っていたが、スマホや音楽プレイヤーなどで電池本体が普及すると、激しい価格競争に巻き込まれてしまった。一部の安価な製品の回路はコストダウンのために最低限の機能に集約されてしまい、安全性も低くなってしまったとされている。

【あわせて読みたい】
・火災警報器の「ピ!」音、火の気がないのに鳴る理由
・猛暑克服の切り札?この夏も扇風機が注目されるワケ
・8Kテレビは「目の付け所がシャープ」?

1

2

3

4

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
427744 0 深読み 2017/11/02 11:00:00 2017/11/02 11:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20171031-OYT8I50046-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)