偽100ドル札が日本で見つかったワケ

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金券ショップが狙われた

写真はイメージです
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 今回、被害に遭ったのは、金券ショップばかりでした。

 金券ショップではかつて、人気アイドルらの「テレホンカード」や高額の「ハイウェイカード(ハイカ)」などを扱っていましたが、テレホンカードは携帯電話の普及で利用者が減り、ハイカはノンストップ自動料金収受システム(ETC)の導入で廃止されました。さらに手軽なネットオークションや、鉄道でのチケットレス化で、それまで扱ってきた商品の流通量が減ってしまいました。

 一方、1998年に外為法(外国為替及び外国貿易法)が改正され、それまでは大蔵大臣(当時)の許可が必要だった外貨両替を、取引額が一定額を超えた場合に報告義務という条件付きで、誰もが自由に行えるようになりました。

 外国人観光客も増える中、金券ショップの多くが、新たに外貨両替を行うようになったのです。日本チケット商協同組合(東京都港区)によると、外貨両替を扱う会員数は98年の自由化直後は10軒未満であったものが、現在は111軒に増えています。

不慣れな店員、鑑定機頼みに

 今回の事件では、この組合に加盟していた金券ショップには、偽札の注意情報が流れていたため、店員が手触りなどで偽札に気付いたケースがあったそうです。しかし、組合に加盟しておらず、情報を得ていなかった金券ショップでは、違和感がありながらも、鑑定機の判定を信じて換金してしまったようです。

 両替ができる金券ショップが増えたことで、ドル札に触れた経験の浅い店員がいる店では、鑑定機を信じる傾向が強いといいます。

 銀行では鑑定機に加え、ドルを頻繁に扱っている職員が必ず手でお金を数え直し、紙の質に違和感がないかで判断するなど、セキュリティーを高めています。

 今回の件を機に、組合でも鑑定機だけに頼らず、ブラックライトを当てたり、すかしを見たりするなど、店員に注意喚起し、目視での確認を強化しているそうです。

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