重すぎるランドセル、“リスク”も背負う子どもたち

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教科書のページ数が増え、大型化

都内の小学校に通う子どもが使っている教科書(一例)
都内の小学校に通う子どもが使っている教科書(一例)

 ランドセルの中身の重さが増した理由の一つとして、2011年度から実施された文部科学省の学習指導要領改訂、いわゆる「ゆとり教育」の見直し後に、教科書のページ数が増えて一部は大型化したことが考えられる。

 教科書会社で作る教科書協会(東京都江東区)によると、国語、社会、算数、理科の平均ページ数は、「ゆとり教育」時代の02年度と「脱ゆとり」後の15年度を比較すると、約35%も増えた。写真も多く使うようになるなど、ビジュアル化が進んだことで紙質も向上して重量も増えたとされる。

 今回の調査で最も重かった9.7キロのランドセルを背負っていたのは、小学1年生の女の子だった。文部科学省が16年に公表したデータによると、この学年の女の子の平均体重は20.8キロ。体重の約半分の重さを背負っていることになる。

 東京都姿勢調整師会に聞くと、小学生の時期は、全体を通して筋肉や骨格が未成熟で不安定であり、背負う荷物の重さにも配慮が必要だという。

 学齢期の子どもたちが背負う荷物の重さは海外でも問題とされていて、子どもたちのバックパックやランドセルの重量が「体重の10%以上」になると、背部痛が増すというアメリカの調査結果がある。体重の50%に迫る重さを背負うのは、やはり異常というべきではないか。

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