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    “職場の主”に牛耳られる?雇用の2018年問題

    人材コンサルタント 平賀充記
     飲食店などのサービス業を中心にパートやアルバイトの人手不足が深刻な問題となっている。非正規社員を巡っては、法改正に伴う「雇用の2018年問題」も懸念されている。パートやアルバイトの事情に詳しい人材コンサルタントの平賀充記氏が、職場を襲う「2018年問題」を解説する。

    「何よ、この茶番劇!」

    • (画像はイメージ)
      (画像はイメージ)

     あるスーパーに勤める30代の主婦Aさんが仕事の不満をこぼしました。

     「私たちの仕事は『レジ』『店内見回り』『フリー』という分担があります。フリーというのは裏のバックヤードで発注や伝票処理をする仕事で、立ち仕事じゃないぶん、ちょっと楽です。でも、特売日などの忙しい日は、ほとんどフリーの時間はありません。それなのに、50代のベテラン・Bさんはずっとフリーの仕事をやっているんです。『レジお願いします』と声をかけても来てくれず、ずっと裏にこもったまま」

     Aさんの怒りは収まりません。

     「あげくに、Bさんはバックヤードの掃除までし始めるんです。『それは今じゃなくてもいいんじゃないの』って思いますよね。しかも、若い店長は裏にこもっているBさんを注意するどころか、『Bさんが1人で裏の掃除をしてくれました。皆さんお礼を言いましょう』ですって。『何よ、この茶番劇!』。周りは失笑するしかありませんでした」

     Bさんのこうした振る舞いで職場の秩序は乱れます。しかし、問題の本質はリーダー(店長)が対応を誤り、信頼を失って、職場のコントロールが機能不全に陥ってしまうことです。

     特に、多様な働き手で構成される職場では、マネジメントの難易度が格段に高まってしまうのです。上記の新任店長などは、ベテランのBさんに対して毅然(きぜん)とした態度がとれないことで、他のスタッフから完全に見放されてしまいました。

     こういった職場を牛耳る“職場の主”が増加していくのではないか。雇用の2018年問題に端を発して、一部ではそんな懸念が広がっています。

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    2018年01月06日 06時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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