20代で老眼?…スマホの長時間使用に注意

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 総務省の調査によると20代のスマートフォン(スマホ)の使用時間が増えている。眼科医からは40代を過ぎた人に多く見られる「老眼」と同じような症状が20代にもみられると指摘されている。「スマホ老眼」と呼ばれる、この症状と対処法について、眼科医の平松類さんが解説する。

スマホ老眼とは

写真はイメージです
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 20~30代で、「近いところが見えにくい」と訴える外来患者が増えています。こうした人たちは近年増えている「スマホ老眼」の可能性があるのです。

 本来の老眼は、加齢で目の水晶体やピントを調節する筋などが硬くなって機能が低下し、近くが見えにくくなる症状をいいます。通常は40歳を過ぎてから症状が現れます。

 これに対して、スマホ老眼はスマホの長時間の使用により目のピントを調節する筋の動きが一時的に悪くなるものです。すぐに対処すれば改善されます。

 しかし、放置したまま、スマホを使い続けると、ピントを合わせる機能が恒常的に低下してしまい、40歳よりも前に、そのまま老眼になってしまう可能性もあるのです。

 スマホ老眼の患者数の統計はないものの、業界誌を発行する眼鏡光学出版(東京都台東区)が、眼鏡の利用者1万人を対象に実施したアンケート調査によると、老眼のような症状を訴える10代後半から24歳までは2011年に0・2%だったのが、15年には2・6%に増えています。25~34歳でも0・1%から2・5%に増加しています。

 こうした症状を訴える人の増加は、スマホの保有率や使用時間に関係している可能性があります。

 総務省の情報通信白書によると、スマホの世帯保有率は11年に29.3%だったものが、15年には72%と上昇しています。20代のスマホの平日1日の使用時間のデータを見ると、12年は81分でしたが、16年には129分と増えています。

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