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やばい?大人の語彙力が若者にジワジワくる理由

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SNSで拡散する「#語彙力」

(画像はイメージ)
(画像はイメージ)

 驚くことに、「語彙力ブーム」は女子高生に飛び火しています。といっても、書籍を読んで勉強しているワケではありません。

 つい衝動買いしてしまった感じ(語彙力)

 リョーマくん、好きすぎるんですけど(語彙力)

 コンビニで買ったプリン、ちょーヤバイ(語彙力)

 こんなふうに、いい言葉が見つからないとき、SNSの文章の終わりに(語彙力)と添えて、あえて自分に語彙力がない、あるいは、とても言葉では表現できないことをアピールする女子高生が増えています。

 昨年末、情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)が都内の女子高生217人に聞いた「2017年 女子高生の流行語ランキング」でも、「語彙力」は7位にランクインしました。

 それだけではありません。最近、ツイッターやインスタグラムで検索語を示すハッシュタグ(#)がついた「語彙力」を多く見かけるようになりました。

 発信しているのは主に若い世代で、語彙力の乏しさをアピールするだけでなく、少々難解な言葉を用いたり、女子高生と同じように言葉で言い表せなかったりするとき、「#語彙力」を拡散しているのです。「語彙力ブーム」は、大人から若者たちへじわじわと広がっています。

 その背景に、どんな事情があるのでしょうか。独自の視点で深読みしてみました。

失われる「大人の言葉遣い」

 斎藤教授の『大人の語彙力ノート』には、今、語彙力が必要な理由として、メールが仕事の中心になっていることや、書き言葉と話し言葉が混在している状況を説明した上で、次のように指摘しています。


 ベースになるべきなのは、書き言葉です。しかし、今SNSなどで話し言葉で文をつくる傾向があるので、書き言葉にあるような“きちんとした大人の言葉遣い”というものが、失われつつあるように思います。(「大人の語彙力ノート」より)


 そういえば、SNSを使うようになってから、私たちは文章を書いてコミュニケーションをとることが普通になりました。しかし、その文章は「書き言葉」ではありません。会話と同じような「話し言葉」を使っています。見過ごせないのは、そんな人が今、国民の大半を占めているということです。

 昨年末に発表された総務省の「情報通信白書」では、国民の7割がSNSを使っている実態が明らかになりました。20~30代の97%、40~50代でも半数以上がSNSを活用しています。社会人として働いている世代の大半がSNSを使っているということです。

 それは、つまり、話し言葉を書き言葉に転用した「SNS言葉」が、大人たちの中にあふれるようになったのです。

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8934 0 深読み 2018/02/23 09:27:00 2019/01/22 16:01:59 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180220-OYT8I50020-T.jpg?type=thumbnail

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