長時間練習…それでも体育会系指導が勝てないワケ

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“体育会系”ではなぜ勝てなかったのか?

早稲田大などの伝統校の壁を越えられなかった(08年1月撮影)
早稲田大などの伝統校の壁を越えられなかった(08年1月撮影)

 1996年、帝京大ラグビー部を率いることになった岩出監督の前に立ちはだかったのは、早稲田大、明治大など大学ラグビーの伝統校だった。帝京大は厚い壁に阻まれ、大学選手権では13年もの間、頂点に立つことができなかった。2006年度は故障者が続出するアクシデントに見舞われ、初戦敗退の憂き目を見たこともあり、自らの指導を深く省みたという。

 「(『俺について来い』の指導で育った)『指示待ち』の選手は、自分では考えないので、指示されたことをこなす以上の成長はできませんでした。その上、頭ごなしに『意味はわからなくても黙ってやれ』と命令して従わせるやり方は、(選手にとって)楽しくないので、やる気も引き出せませんでした。『(強敵を倒し)さらに上に行くためには、どうすればよいか』を選手が自ら考え、創意工夫する道を私がふさいでいました」

 岩出監督が見いだした活路は、「脱・体育会系」――指導者に最初から従うような指導ではなく、選手たち自身に考えさせること。そして、主体的な参加を通じてラグビーというスポーツを「楽しむ」ように仕向けることだった。

 「私は、アドバイスする際は抑圧的にするのでなく、選手たちに考えさせ、その結果を言葉にして説明させるようにしました。やるべきことを具体化して意識させ、納得した上で取り組ませるようにしたのです。次第に、選手たちは自ら進んで考えて行動するようになり、やる気を見せるようになりました。練習や試合を『楽しむ』選手が増えました。こうした積み重ねの結果、組織全体が活性化し、9連覇につながったと感じています」

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11892 0 深読み 2018/03/08 05:20:00 2019/01/22 16:02:11 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180307-OYT8I50011-T.jpg?type=thumbnail

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