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    働く

    うちの会社の営業トップは74歳

    読売新聞メディア局編集部 中根靖明

    「100歳過ぎても働けるなら……」

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     宣通にも定年制はあり、正社員は60歳でその日を迎える。契約社員の募集にも年齢制限を設ける。しかし、津田社長は言う。

     「確かに制限を設定はしていますが、基本的に年齢は関係ないと思っています。働けるうちはぜひ働いてもらいたい。90代でも、100歳を過ぎても働けるなら歓迎です。先日(トップセールスの74歳の男性を)、勤続10年で表彰した時、『勤続20年を目指してください』と激励しました。本人は冗談だと思ったのか『そんなの無理、無理』と謙遜していましたが、私たちは本気で思っています。シニアの人たちの頑張りが会社の業績を支えているのですから」

     「年齢は関係ない」というこの会社に、ないものが実はもう一つある。4階建ての本社ビルには、エレベーターが付いていないのだ。

     「多くの人が階段で上り下りしなければいけないのですが、ある管理職は『階段で職場のフロアまで上がれなくなったら定年です』と言っているそうです」

     本気なら、かなりキビしいこの条件。ここで働く高齢者たちが、みんな元気な理由が少しわかった。

    プロフィル
    津田 郁夫( つだ・いくお
     1955年生まれ。大学卒業後、名古屋市内の広告代理店を経て、1992年に宣通に入社。常務、副社長などを経て、2015年に代表取締役社長に就任。

    2018年03月15日 10時32分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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