不眠に胃潰瘍…「ペットロス」とどう向き合うか?

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ペットの死が飼い主にもたらすこと

写真はイメージです
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 ペットの保険を扱う「アイペット損害保険」(東京)は昨年8月、犬・猫を亡くした経験を持ち、現在はペットを飼っていない894人を対象に「ペットロスに関する調査」を行いました。

 「ペットロス」という言葉の認知度は高く、80%が「聞いたことがある」と答えていました。

 ペットを亡くした時、心身の不調を感じたという飼い主に、その症状について尋ねた設問では「突然悲しくなり、涙が止まらなくなった」という回答が60.3%で最も多く、「疲労感、虚脱感、無気力、めまい」が32.6%で続きました。

 さらには、「食欲不振、過食」「眠れない」「幻覚、幻聴、妄想」や「外出できなくなった」といった心のダメージのほかに、「胃潰瘍などの消化器疾患」「頭痛や発熱」など、体の不調が出たとする回答もありました。ペットの死が、飼い主の心と体にいかに大きな変調をもたらしているかがわかると思います。

 こうした症状が落ち着くまでの期間は「1か月未満」「1か月~3か月未満」が約半数を占めていましたが、「6か月~1年未満」「1年以上」も14.1%に上りました。飼い主にとって、ペットがいかに大きな存在かがうかがえます。

重症化すると「疾患」に

 前出の太田教授は「ペットロスは、ペットとともに過ごした時間の長さや関わり方、飼い主の性格などによっては、数か月たっても改善されないこともあります」と説明します。

 中でも、外出ができなくなったり、長期化したりして、生活に大きな支障をきたすのは「ペットロス症候群」という疾患と考えられています。太田教授は「(こうした場合は)心療内科など専門の病院を受診する必要があります」と警鐘を鳴らします。

 ペットは言葉を話せません。そのためペットと死別したあと、飼い主自身が「正しい飼い方ができていたのだろうか」「もっとしっかり健康を管理すればよかった」などと後悔の念にとらわれあれこれ考えてしまい、自分自身を追い込んでいってしまうケースもあるようです。

 そして、家具や洋服に残る匂いや、生前に遊んでいたおもちゃが記憶を(よみがえ)らせ、悲しみや喪失感を深めるといいます。ペットロスは愛情の行き場がなくなり、心のバランスが崩れてしまうことが原因とも言えます。

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14743 0 深読み 2018/03/30 07:20:00 2018/03/30 07:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180329-OYT8I50003-1.jpg?type=thumbnail

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