水に流せない! “女子トイレの行列”問題

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男性の2倍を目標値に

萩市民館の案内図。レストラン左の丸で囲んだ部分を増設(萩市のホームページから)
萩市民館の案内図。レストラン左の丸で囲んだ部分を増設(萩市のホームページから)

 トイレの男女比率を変え、女子トイレの渋滞問題を改善しようと取り組んでいる自治体もあります。山口県の萩市です。

 萩市には松下村塾など、世界遺産に登録された観光地の一部があり、観光客が大型バスで訪れると、公衆トイレを利用する女性たちの長蛇の列ができていました。市の公共施設でもイベント開催時に同様の問題が起きていたことから、市は「公共施設のトイレにかかる整備方針」を設け、「男性小便器数と女性便器数の比は概ね1:2とする」という目標値を定めています。

 同市によると、女性コーラスの全国大会などが行われる萩市民館は、男子トイレの便器が22個(小便器15個、個室7個)、女子トイレは個室のみ12個でしたが、2013年度に行われた整備で女子トイレだけを増やし、男子の1.5倍に当たる個室34個となりました(女子トイレ内に男児用小便器1個を増設)。

「空き」でも奥のトイレは使われない

 面積の問題以外にも、「トイレ渋滞」を生む理由があります。

 先に紹介したネクスコ中日本の調査では、トイレの列に並ぶ人の行動について、もう一つ興味深いことが分かりました。

 並んでいる人の行動を観察すると奥の個室が「空き」となっているのに、利用する人が少なく、入り口近くの個室に利用が集中していることがわかりました。仮に1人当たりのロス時間は短くても、行列する人の数を掛ければ、相当な時間のムダになります。

 こうした調査をもとに、高速道路のサービスエリア(SA)などでトイレの混雑解消に向けた取り組みが始まっています。

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16514 0 深読み 2018/04/13 05:20:00 2018/04/13 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180411-OYT8I50004-T.jpg?type=thumbnail

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