ネット通販から宅配便が消える日は来る?

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 米アマゾン・ドット・コムに代表されるインターネット通販の拡大で、宅配便のビジネスモデルが危機に (ひん) している。今後、通販はさらに市場が拡大すると予想されており、対策は待ったなしの状況だ。しかし、通販の運送の形は変化し続け、その先に「ネット通販に宅配便が必要なくなる日」が訪れると専修大教授の中村吉明氏は指摘する。

宅配便はネット通販では「非効率」

写真はイメージです
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 まず、宅配便のビジネスモデルから考えてみたい。

 宅配便の荷物の流れは、(1)発送する人→(コンビニエンスストアなど)→(2)発送元の営業拠点(サービスセンターなど)→(3)発送元の物流センター→(4)配送先の物流センター→(5)配送先の営業拠点→(6)受け取る人――というものだ。

 このモデルは、多品種・少量の荷物を日本中のどこからでも効率的に配送できるシステムだ。

 まず、荷物が発送元の地域の物流センターに集められる。そこで配送先の地域別に仕分けし、まとめて輸送する。

 一方、宅配便は個人の荷物の輸送だけでなく、以前からビジネスでも使われている。

 例えば、自動車や機械などの部品の輸送と相性がいいといえる。短時間でほぼ確実に指定した場所まで運送できる宅配便は「ジャスト・イン・タイム(必要なものを、必要なだけ、必要な時に)」の輸送手段として、経済成長にも一定の役割を果たしてきた。

 しかし、ここ数年でネット通販の物量が爆発的に増えてきていることに加え、再配達などで人手不足が問題化している。特に最後の営業拠点から受取人を結ぶ「ラストワンマイル」の担い手不足が深刻だ。「そもそも宅配便のビジネスモデルがネット通販に合っているのか」と疑問の声が上がるようになった。

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17383 0 深読み 2018/04/18 07:20:00 2018/04/18 07:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180417-OYT8I50002-T.jpg?type=thumbnail

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