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五輪マークが使えない老舗ミズノの2020東京戦略

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 平昌五輪が終わって、次の五輪はいよいよ2020年の東京大会になる。日本国内での一大イベントを前に、実は、2年前のリオ五輪から、スポーツ用品業界では大きな動きが出ていた。業界1位のアシックスがこの分野での五輪マークの独占使用権を獲得、老舗のミズノは使えなくなったのだ。追い込まれたミズノが打つ手とは?

選手たちは場所によってウェアを着替える

平昌五輪をミズノ製のウェアで戦ったカーリング女子日本代表(上)は記者会見ではアシックス製のウェアを着ている(下)。右胸のマークで違いが分かる
平昌五輪をミズノ製のウェアで戦ったカーリング女子日本代表(上)は記者会見ではアシックス製のウェアを着ている(下)。右胸のマークで違いが分かる

 平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子の日本代表チームは、ミズノ製のウェアを着て戦った。

 しかし、試合後の公式記者会見では、アシックスのウェアに替わっていた。

 フィギュアスケートの羽生結弦も、似たような感じだ。

 練習や演技直後にフォーカスされる「キス・アンド・クライ」で羽織るのはミズノ製のウェアで、競技場を離れた場所ではアシックス製に替わった。

 なぜ、こうした着替えが行われるかといえば、それぞれの契約があるからだ。

 冬季競技に関しては、ミズノは、日本カーリング協会、日本スケート連盟、全日本スキー連盟(ジャンプと複合)と契約を結んでいる。おおまかに言って、五輪の競技場内では各競技団体が個別に結んだ契約が優先される。ミズノの鳴尾幸治郎・コンペティションスポーツ事業部事業販促部長によると、「フィギュアの場合、キス・アンド・クライでは(日本選手は)ミズノ着用の義務がある」という。

 ところが、もっと大きなところで、アシックスは、各競技団体を傘下に収める日本オリンピック委員会(JOC)のゴールドパートナー(国内最高位スポンサー)になっていた。このため、競技そのものから離れた各種行事では、日本の全選手がアシックス製のウェアを着なければならないのだ。

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