地方大学「冬の時代」…野球部のあり方と未来は?

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野球部効果で前向きな学生が増えた

中京大戦で、富士大の楠がソロ本塁打を放つ。試合は2-4で敗れた(2018年6月12日、今野絵里撮影)
中京大戦で、富士大の楠がソロ本塁打を放つ。試合は2-4で敗れた(2018年6月12日、今野絵里撮影)

 富士大のケースを掘り下げてみよう。

 全日本大学野球選手権は6年連続13度目の出場で、今大会は12日の初戦で中京大に敗れて姿を消したが、2009年の大会で準優勝したことがある実力校だ。

 選手の勧誘は全国にわたり、7月に豊田圭史監督自らが各地に足を運ぶ。

 最近の活躍で、「この子に来てほしいな、と思う選手がちょっとずつ来てくれるようにはなってはいるが、まだまだ一流の選手は取れない」のが現状で、個々の選手の「のびしろ」を期待しての勧誘が主になる。そこから鍛え上げて、プロや社会人の強豪チームに選手を送り込んでいるのだ。

 全国的な視野で活動しているので、地元色にはこだわらない。

 実際、中京大戦ではスタメン10人のうち岩手県の高校出身者は0人で、東北地方の高校に枠を広げても2人しかいなかった。

 大学側は野球部の存在をどう見ているのか。

 鈴木晃彦・野球部長は「野球部の扱いは、プライオリティー(優先順位)の中ではナンバー1」と認め、山川らOBの活躍は「大学自体の活性化にとって最高のファクター。影響力は大きい」と話す。野球部以外への影響については、自らが授業で教えている時に感じるといい、「前向きな学生が増えて、授業がやりやすくなった」そうだ。知名度アップの影響か、野球部以外の一般学生でも、岩手県外から望んで入学してくる学生が多いという。

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26009 0 深読み 2018/06/14 10:30:00 2018/06/14 10:30:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180613-OYT8I50006-T.jpg?type=thumbnail

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