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    生活

    「チョコミン党」大躍進の背景にある「論争」

    フードプランナー 渥美まいこ
     「チョコミン党」の勢いが止まらない。コンビニエンスストアやスーパーなどで、チョコミント味のアイスやスナック菓子が、既存の定番商品を追いやり、陳列棚の目立つ場所を独占している。スーッとする独特な清涼感を好み、自らを「チョコミン党」と名乗る支持層がいる一方で、「歯磨き粉みたいで苦手」という抵抗勢力「アンチ・チョコミン党」も少なくない。なぜ、最近、チョコミント味の商品が増えているのか。食のトレンドに詳しいフードプランナーの渥美まいこさんに解説してもらった。

    陳列棚が、半分、青い。

    • コンビニの陳列棚を占める青いチョコミント商品
      コンビニの陳列棚を占める青いチョコミント商品

     先日コンビニに立ち寄った時、菓子売り場のちょっと異様な光景に度肝を抜かれてしまいました。チョコレートやクッキーの陳列棚のほとんどが、目の覚めるような青い「ミントカラー」一色だったのです。

     何事かと注目してみると、それは全て「チョコミント味」。各商品が熾烈(しれつ)な売り場獲得争いを繰り広げているコンビニで、特定のフレーバーに棚が支配されているのです。しかも、それが長年「嫌われもの」だと思われていた「チョコミント」だなんてビックリ。

     まさに、嫌われチョコミントの大逆襲です。あまりにもセンセーショナルだったので、チョコミントについて考えてみました。

     まず、空前のチョコミントブームについて整理してみましょう。

    拡大を続けるチョコミント味

     「ガリガリ君」で知られる赤城乳業(埼玉県深谷市)の調査によると、ここ5年間でアイス業界全体のチョコミント商品の数は1.5倍、売り上げも1.6倍にそれぞれ増えているそうです。森永乳業(東京都港区)の調査でも、推計販売規模は右肩上がりに増えており、2012年度と比べると17年度は約2倍に膨らんでいます。

     確かに、陳列された商品を眺めてみれば、明治、森永製菓、ブルボン、不二家などの大手菓子メーカーが、こぞってチョコミント味を季節限定として投入しています。

     17年からチョコミントスイーツを数多く発売しているセブン‐イレブンでは、「ざくざく食感チョコミントシュー」「もちとろチョコミント」「ワッフルコーンチョコミント」など、地域限定を含めてチョコミント味の商品は14種類以上販売しています。

     アイスやスナックだけでなく、最近では、たい焼きのあん、豆乳飲料、チーズ蒸しパンなどにも広がり、チョコミント味の商品ラインアップは拡大を続けています。

    2018年06月26日 07時35分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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