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    日本人の「海離れ」が止まらない理由

    日本大学理工学部特任教授 畔柳昭雄
     「日本の海で泳いだのはいつだったか?」。夏が来るたび海水浴に出かけたのは遠い昔。小麦色の肌ははやらず、美白が好まれる時代。向かうのは、直射日光が照りつける海ではなく、日焼けの心配がない夜のプールだ。日本から海水浴は姿を消すのか。海の家など海洋建築が専門の日本大学理工学部の畔柳昭雄・特任教授が解説する。

    海が敬遠され、内陸部に人工ビーチ

    • タチヒビーチ(2017年4月撮影)
      タチヒビーチ(2017年4月撮影)

     最近は海水浴を敬遠する小学生が増えている。日焼けを嫌い、海水が体にべとつくのが嫌だという。昨夏には都心の便利な場所にあるホテルなどが「ナイトプール」と銘打ち、夕方から営業。若者はプールに向かった。海のない東京都立川市に砂を敷き詰め、バーベキューができる「タチヒビーチ」もオープンし話題になった。

     一方、海水浴場の影は薄くなりつつある。

     海水浴場の砂浜の減少が伝えられているが、新潟県長岡市の寺泊中央海水浴場の砂浜は、信濃川から流入する土砂堆積のために、年々幅が広がり、汀線(ていせん)付近にあった海の家が海から遠く離れ、2004年に閉鎖や転業に追い込まれた。日本観光振興協会によると、翌05年には国内の海水浴場の数は1277だったが、10年に1203、15年に1128、17年に1095と減少の一途をたどっている。

     「レジャー白書」(日本生産性本部発行)によると、1998年に海水浴はレジャーの中で18位だったが、99年以降は20位を下回るようになった。海水浴客数は2011年に1000万人を割って910万人、15年には760万人まで減少した。

    2018年07月07日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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