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    健康

    濃いサングラスはダメ?…紫外線から目を守る方法

    眼科医 平松類

    どんな影響があるのか?

    • 翼状片の写真(二本松眼科提供)
      翼状片の写真(二本松眼科提供)

     紫外線を受けることの影響はどういうものがあるでしょうか?

    ■雪目(紫外線角膜炎)

     スキーやスノーボードなどウィンタースポーツの時、目が紫外線を長時間、直接浴びると角膜が傷つくことで発症します。炎症が起きて痛みも強く、充血も出て、視力も下がってしまいます。紫外線というと夏場と思いがちですが、雪の場合は反射による光が強いため、ゴーグルをして紫外線を防がなくてはいけないのです。

    翼状片(よくじょうへん)

     白目が黒目の方まで、翼状に侵入してきてしまう病気です。視力が低下し、ゴロゴロとした痛みも生じてきます。ひどくなると手術が必要となります。進行は早くありませんが、農業、漁業従事者など屋外での活動時間が長い人に多く見られます。

    ■白内障

     白内障も紫外線と関係しているとされています。統計では、北欧など紫外線が強くない地域に比べ、紫外線の強い赤道に近い地域の人が白内障を発症しやすいということがわかっています。

    加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)

     目の奥の網膜という場所がダメージを受けて出血を引き起こすもので、失明の原因にもなります。薬などの治療をして悪化を食い止めるようにするのが一般的です。現在、患者数が増えているとされており、高齢者は発症しやすいので特に注意が必要です。

     このように紫外線を浴びることで角膜(黒目)、水晶体(レンズ)、網膜(目の奥)がダメージを受けるというのが目の特徴なのです。病気にはならなくても、小さなダメージを受けることはよくあります。小さな傷の場合は、角膜は常に新しいものに生まれ変わっているので、まぶたを閉じるなどして目を休めていれば自然に治ります。しかし、その間は見にくくなったり、疲労を感じたりしてしまうことがあります。何となく見にくい、疲れやすいというのは紫外線が原因かもしれません。

    2018年08月10日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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