文字サイズ
    健康

    濃いサングラスはダメ?…紫外線から目を守る方法

    眼科医 平松類

    お昼は避け、日陰も利用

     環境省が出している「紫外線環境保健マニュアル2015」には以下のような対策が掲載されています。

     一つ目は、紫外線は時間帯では正午前後が強いので、この時間帯に外での活動は避けることです。

     二つ目は、日陰を利用することです。ただ、直接日光の当たらない日陰であっても空気中に散乱した紫外線や、地面や建物から反射した紫外線もあるので、全く浴びていないわけではないので注意が必要としています。サングラス、日傘、帽子などで紫外線を遮る対策を呼びかけています。

     しかし、サングラスを使う場合は注意が必要です。

    濃いサングラスは逆に危険になることも

    • 写真はイメージです
      写真はイメージです

     サングラスは紫外線をカットする方法として有名です。色が濃いサングラスはそれだけ紫外線を遮るので、有効と思われがちですが気をつけるべき点があります。

     濃い色のサングラスになると、目に入る光の量が全体として減ります。すると見にくくなるため、瞳孔を開いて、より光を取り入れようとするのです。

     サングラスで完全に光を防げるわけではなく、地上から反射した紫外線などは、サングラスでは覆いきれない隙間から入ります。瞳孔が開いた状態では、より光を取り込もうとしているので、逆に紫外線を多く浴びてしまう可能性があるのです。

     サングラスをどのように選べば良いかというと、色にこだわらず、紫外線カット機能の有無を重視するのがポイントです。通勤・通学時にサングラスをするのは、まだ心理的に抵抗がある人も多いのではないでしょうか。そうした方は、通常のメガネなどでも紫外線のカット機能が入っているものも多く、こうしたものを着用することでも効果を発揮し、目に優しくなります。

    サングラスと帽子を併用

     サングラスを使用する場合は、地上からの反射や隙間から紫外線を浴びないために、なるべく顔のサイズにあった、隙間のないものを選ぶべきです。

     様々な角度から入ってくる紫外線を遮るために、日傘やつばの大きい帽子などをあわせて使うことも良いでしょう。赤ちゃんや子どもにサングラスをかけることはまだ一般的に浸透していないので、使うことに抵抗のある人もいると思います。つばのある帽子でも、ある程度は光を防ぐことができるので、目を保護するために使うことができます。

    2018年08月10日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP