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    健康

    頭痛、めまい、冷え…「寒暖差疲労」の意外な原因

    せたがや内科・神経内科クリニック院長 久手堅司
     気温35度を超える猛暑日が続く日本列島。冷房の利いたオフィスに入ってホッと一息ついたのもつかの間、全身に鳥肌が立ち、頭はズキズキと痛み、体がだるくなる。冷えた電車内から駅へ降りれば、ムッとする熱気で滝のように汗が噴き出し、めまいや吐き気に襲われる――。いずれも、急激な気温変化が体に悪影響を及ぼしているとされる。どのように予防すればいいのか。「寒暖差疲労外来」を設けているせたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長に聞いた。(聞き手・メディア局編集部 鈴木幸大)

    気候変化による「天気病」

    • (画像はイメージ)
      (画像はイメージ)

     「会社でエアコンの風が直接当たる席に移ってからです。めまいや吐き気がつらくて、仕事になりませんでした。手足の冷えもひどく、会社を休むようになりました」

     先日、クリニックを訪れた都内の会社で働く女性は、このように体調不良を訴えました。 女性は上司に相談し、オフィスの席をエアコンの風が当たらない場所に変えてもらったそうです。しかし、それでも、体調は改善しませんでした。

     この女性の体調不良は、「天気病」あるいは「気象病」などと呼ばれるものです。

     「雨が降るときまって頭が痛くなる」

     「寒くなるといつもめまいがする」

     「湿度が高い日に限って体がだるい」

     このように、天候の変化で体に不調を訴える患者がいます。

     肩こり、首こり、手足のしびれ、動悸(どうき)、血圧の変化、ぜんそくなどが見られるケースもあります。特徴的なのは、めまいがあって耳鼻科を受診しても原因がはっきりしなかったり、吐き気を訴えて内科で検査しても病名がつかなかったりすることです。

    2018年08月24日 07時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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