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    社会

    北海道で震度7…地盤の弱さ原因?揺れ広範囲に

    東北大学災害科学国際研究所助教 岡田真介
     6日未明に北海道南西部を襲った最大震度7の地震。札幌市などの都市部も含め、建物の崩壊や土砂災害などで甚大な被害が出た。今回の地震の特徴や、今後注意すべき点などを、東北大学災害科学国際研究所助教の岡田真介氏に聞いた。(聞き手・読売新聞メディア局編集部 中根靖明)

    台風も土砂災害に影響か

    • 関係者らが見守る中で救助活動が続く現場(6日午前10時1分、北海道厚真町で)=川口正峰撮影
      関係者らが見守る中で救助活動が続く現場(6日午前10時1分、北海道厚真町で)=川口正峰撮影

     ――今回の地震で特徴的な部分は?

     今回はマグニチュード(M)6.7と、阪神大震災や熊本地震などと比べ、地震の規模自体は一回り小さかった。しかし、かなり広範囲にわたって土砂災害や液状化などの被害が出ている。さらに、震源の深さが30キロ以上とかなり深いにもかかわらず、大きな被害が出ているといえる。地質的な要因に加え、土砂災害に関しては、直前に台風21号が通過したことも影響しているのではないか。

     ――「震度7の地域もあった」と発表された。M6.7という規模を考えると、広範囲で強く揺れたようだが。

     あの地域は「石狩低地帯」が札幌市から苫小牧市まで広がっている。東側には日高山脈があり、構造的に「へこんだ」場所といえ、地盤が弱い。札幌などで液状化が発生しているのは、石狩川などの河川に沿った軟弱地盤であることが影響しているのでは。

     ――未明の午前3時台に起きた地震だったが、被害の大きさをどう考えるか。

     家の背後から土砂が襲ってきて、自宅が破壊されるなどして被害に遭った人もいるようだ。昼だったらもしかしたら外出していて被害を免れたケースもあるだろう。逆に火災などは食事の時間とずれていたこともあり、被害があまりなかったのかもしれない。

    2018年09月06日 17時59分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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