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    社会

    “1日10万円稼げる”の宣伝通りには儲からないワケ

    弁護士 安藤博規

    なぜ購入するのか?

    • 写真はイメージです
      写真はイメージです

    1:大量の勧誘を受け、流行のビジネスと錯覚

     複数の発信元から、内容の違った金儲けに関する情報商材の勧誘メールなどが大量に送られてくることで、こうした商品を使って金儲けをすることが、今、広く一般的に行われている流行のビジネスであると錯覚してしまうようです。

    2:テレビ番組風の動画で確信に変わる

     テレビの情報番組などで、若くしてネットビジネスで大金を稼いだ人を紹介することがありますが、そうした番組に似せて動画は作られています。効果音や字幕などが入り、タイトル画面やカット割りも本物風にできているほか、途中で、“カリスマ”にも貧しく不幸な過去があったことが紹介されるなど、ドラマ仕立てで、感情的に訴えることもあります。

     また、「情報商材を購入して儲けた」という人が登場したり、自分のパソコン画面に表示された入金額を見せ、儲けたと喜ぶ高齢者が登場したりします。こうした演出が行われると、次第にそれが真実のように錯覚してしまうようです。

    3:考える時間を与えない

     業者側は情報商材を購入するかどうか、迷う時間すら与えません。「通常は60万円だが今だけ20万円」で「これはあなたを含む選ばれた数人だけの金額」などとした上で、「20万円なのは明日の午後5時までです」などと期限を設けて急がせます。

    4:登録料はすぐに取り返せると錯覚

     さらには、最初の登録料やサービスへの参加料は20万円程度必要だが、「商材」の手順どおりに始めれば数分後にはすぐにシステムが稼働し、入金も始まるといった触れ込みなので、「支払った金額はすぐに取り戻せる」と思い込んでしまうといいます。

    2018年09月14日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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