最近、おっさんがカッコよくないですか?

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吉田鋼太郎の見事な乙女っぷり

10月14日スタートのドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系、日曜午後10時30分)に出演する吉田鋼太郎
10月14日スタートのドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系、日曜午後10時30分)に出演する吉田鋼太郎

 「おっさんがおっさんに恋する話」で話題を呼んだのが、今年4~6月に放送されたテレビドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)だ。

 おっさん同士の恋愛ドラマなど見たくないと毛嫌いする人も多そうだが、放送中からじわじわと人気が高まり、番組が終了した今も、関連グッズや公式ブック、DVDなどが爆売れし、オンライン書店のランキングではいまだに上位を占めている。

 主演は田中圭(34)。そして、ヒロイン役は吉田鋼太郎(59)が務めた。吉田と田中を取りあうライバルに林遣都(27)、これに、眞島秀和(41)も絡んでくる。男同士の恋愛を芸達者な俳優たちが真剣に演じることで、なんともいえないペーソス(あふ)れるピュアな恋愛ドラマに仕上がった。

 部下に恋心を寄せる“ヒロイン”の黒澤武蔵役を演じた吉田鋼太郎は、さりげない仕草(しぐさ)や目の動き、言動のすべてがいじらしく、見事な乙女っぷりを見せた。間もなく還暦を迎えることを感じさせず、とにかくカワイイ。見た目はいかにもおっさんというあの風貌のままだから、なんとも言えないおかしさがこみ上げてくる。

脇役でも注目される演技力

 吉田は、シェイクスピア俳優として長年、舞台を中心に活躍していた。テレビ出演するようになったのは、ここ数年のことだ。朝の連続テレビ小説「花子とアン」(NHK、14年)で“九州の石油王”といわれた実業家、嘉納伝助を演じ注目された。金の力で仲間由紀恵演じる華族の蓮子を妻にする、品もなければ教養もない傲慢(ごうまん)な夫、という嫌な役柄にもかかわらず、女性視聴者の心をつかみ、「伝助萌え」なる言葉まで生まれた。

 当時、「あさイチ」のMCを務めていた有働由美子アナも「嘉納さま」と呼ぶ熱の入れようだった。脇役だった嘉納伝助がときに主役を食うほどの存在になったのは、吉田の演技力ゆえだ。

 吉田というと、小栗旬や藤原達也といった年下の俳優と飲みに行くことが話題になる。以前、吉田にインタビューをする機会があり、そのことを尋ねてみた。

 「同年代と飲んでも健康の話とか墓の話になってつまらない。若い人たちからは学ぶことが多い」

 ベテラン風を吹かすことなく、酒を酌み交わしながら若い俳優たちと演技論を語り合う、そんな熱さを持ち続けているからこそ、吉田がカッコイイおっさんの代表格として注目されているのだろう。

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41862 0 深読み 2018/09/23 08:03:00 2018/09/23 08:03:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180920-OYT8I50007-T.jpg?type=thumbnail

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