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    文化

    空港ジャックも…アルマーニが進む「わが道」

    読売新聞編集委員 宮智 泉
     2019年春夏ミラノコレクションの期間中である9月20日夜、「エンポリオ・アルマーニ」のファッションショーが行われた。会場は、ミラノの空の玄関口であるリナーテ空港の格納庫。リナーテ空港でファッションショーが開かれるのは史上初。2300人もの観客が集まるなど、異例ずくめとなった。ショーの様子と背景を探った。

    格納庫に「EMPORIO ARMANI」

    • 「EMPORIO ARMANI」の文字とロゴがついた空港の格納庫
      「EMPORIO ARMANI」の文字とロゴがついた空港の格納庫

     リナーテ空港に飛行機が離発着するとき、必ず目にするのが、格納庫の上についている「EMPORIO ARMANI」の広告の文字とロゴだ。1996年に設置された。

     その格納庫でファッションショーが開かれたときには驚いた。それはだれもが同じ印象を抱いたと思う。

     ショー開催の前には、ミラノ市内のトラム(路面電車)やデパート「リナシェンテ」のウインドーやエスカレーターなどもジャックされ、あちこちに「エンポリオ・アルマーニ」の文字が見えた。

     ミラノコレクション期間中のファッションショーは半年先の商品や考え方を見せるという業界向けのイベントなので、原則一般客は招待しない。しかし、今回は一般の人たちも公募した。

    • ミラノ市内を走るトラムにもアルマーニのロゴ
      ミラノ市内を走るトラムにもアルマーニのロゴ

     どんな演出がされるのかと期待しつつ夜の空港に到着すると、通常使用されている空港の入り口の一つがショーのためだけにオープン。チェックインカウンターもゲートもそうだ。出発のフライトを知らせる画面に表示された行き先を見ると「MILANO(ミラノ)」になっている。どうしたら、ここまで公共の機関を使用できるのか。

    2018年10月12日 16時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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