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    「小鳥遊」さんってどう読むの?…今、珍名が熱い

    名字研究家 高信幸男
     珍しい名字の「話題の人」が相次ぐ。ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった「本庶」さんは、日本の名字の上位1万を紹介する本に見当たらない。今月スタートしたテレビ朝日系ドラマ「リーガルV」の主人公「小鳥遊」さんは、難読名字の代表格だ。名字などを考察するNHK番組「日本人のおなまえっ!」、日本郵便HPの「ニッポンの名字」もファンが多いという。なぜ今、珍名さんに注目が集まるのか。名字研究家の高信幸男さん(62)に聞いた。(聞き手 メディア局編集部次長 室靖治)

    本庶さん、小鳥遊さん…珍名の理由は?

    • 「リーガルV」で米倉涼子さん演じる主人公は「小鳥遊翔子」=テレビ朝日提供
      「リーガルV」で米倉涼子さん演じる主人公は「小鳥遊翔子」=テレビ朝日提供

     ノーベル賞受賞が決まった本庶(ほんじょ)(たすく)さん、相当に珍しい名字ですよ。さっそく調べましたが、私が電話帳などで確認したのは全国にわずか6軒で、半数が富山県でした。小鳥遊(たかなし)さんも7軒で、和歌山県ばかり。こちらは直接訪ね、由来を聞くことができました。もとは高梨さんでしたが、先祖が「このままでは面白くない」と考えたそうです。「(たか)」がいなければ、「小鳥」が「遊」んでいられるという理由で、この漢字に改めたというんですね。

     今、名字の漢字表記を変えるためには裁判所の許可が要りますが、江戸時代までは緩やかでした。そして明治政府は戸籍制度を作るにあたり、全ての人に名字を届け出させました。この時、本家と分家を区別するため、わざと漢字を変えたり、縁起の良い字や好きな字に変えたりして届け出たケースが相当あるようです。小鳥遊さんは後者かもしれません。

    2018年10月19日 07時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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