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増える「修学旅行の民泊」でトラブルや不安の声

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修学旅行で「民泊」とは?

(画像はイメージ)
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 市町村や地域の観光協会などが、数十~数百世帯の規模で修学旅行生を滞在させる一般家庭を募集。それぞれの家庭で、1~数人の生徒を宿泊させるホームステイだ。

 大型の宿泊施設や目玉となる観光資源のない農山村地域で、“普段の生活”を活用した地域活性化策としても注目されている。受け入れ家庭は協力費などの名目で、滞在人数に応じて5000円~数万円を得られる。

 生徒は一般家庭で寝泊まりすることで、田舎暮らしを実体験できる。農作物の収穫、魚釣り、地方ならではの家庭の味、伝統芸能、方言などを直接見聞きできるまたとない機会となる。

 民泊修学旅行の受け入れに積極的な沖縄県では、受け入れ学校数が2013年度に618校、14年度971校、16年度1218校と増え続けている。全国修学旅行研究協会(東京)によると、民泊の滞在先を用意して修学旅行生を誘致している地域は、北海道、東日本大震災の被災3県、九州、沖縄など全国各地に広がっているという。

民泊修学旅行は「異文化体験」

 民泊修学旅行のねらいは、いわゆる「異文化体験」だ。

 沖縄県によると、離島では高校のない島もある沖縄ならではの風習として、修学旅行生たちを入村時に「お帰り」と歓迎。別れる際は、おじい、おばあが「いってらっしゃい」と見送ってくれるという。戦跡を巡る平和学習のほか、郷土菓子のサーターアンダギーを作ったり、伝統楽器の三線(さんしん)を体験したりする。

 沖縄に限らず、民泊先となる家庭の多くは、生徒たちを「都会からきた孫(子)」のような気持ちで迎え、誠心誠意対応してくれる。

 しかし、一部には問題となる状況も報告されている。旅行中にトラブルが発覚することもあれば、学校に戻ってから、アンケート調査や保護者からのクレームで問題が明らかになることもある。

 なぜ、トラブルが多発する一方で、民泊修学旅行はもてはやされるのか?

 民泊先、旅行代理店、教師、生徒、保護者の生の声と学校での実体験をもとに問題をひも解いていきたい。

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45922 0 深読み 2018/10/23 07:00:00 2019/02/02 19:58:49 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181018-OYT8I50034-T.jpg?type=thumbnail

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