「業界猛反対」のウーバーが活躍する小さな街

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「タクシー空白地域」にウーバー!

 日本海に面した京都府京丹後市は2004年に6町が広域合併してできた。高齢化が進む一方で移動手段が限られており、旧丹後町地域は08年にタクシー会社が撤退して以来、事実上「タクシー空白地域」となった。

 そこで、NPO法人「気張る!ふるさと丹後町」が、この制度を利用したサービス、「ささえ合い交通」を16年に始めた。ウーバーを使って、ボランティアである住民の自家用車がタクシーなどに代わって、お年寄りらの「足」となっているのだ。なお、ボランティアの人たちは運賃収入の中から「薄謝」を受け取って、活動しているという。

 ウーバーのアプリを使うこととなった背景には、京都府の担当者からの勧めがあったという。なお、同法人は便宜上、ウーバーのアプリを使って利用者と運営者の「マッチング」を行っているだけだ。法人側からウーバーにはアプリの利用料を支払ってはいるが、ウーバーが運営に関与しているわけではない。

体験!乗り心地は?値段は?

ウーバーの操作画面
ウーバーの操作画面

 筆者も、サービスを体験してみた。京丹後市丹後庁舎で市職員らへの聞き取りなどを終えたのち、さっそくスマートフォンでウーバーのアプリを起動してみた。

 すると、まず行き先と乗車場所を問われる。行き先を「(JR)峰山駅」に、乗車場所を「丹後庁舎」にそれぞれ設定した。すると、利用者を迎えに来る予定時間とドライバーの顔写真などが表示された。ドライバーの身元がわかるので、安心感がある。

 予定時間に示された通り、3分程度待っていると、法人の名前を記したマグネットシートが貼られた白ナンバーの乗用車が到着した。

 まず、客である筆者と、運転手のボランティアの人がお互いに名前を確認。ボランティアが運転する自家用車に乗った。地元の歴史などを説明してもらっているうちに、約20分で峰山駅に到着した。

 距離は約15キロ、運賃は約2000円。タクシーに比べてかなり割安だ。事前にウーバーにクレジットカード情報を登録していたので、その場では現金を払わず、お礼だけを言って車を降りた。

 その後、通常のウーバーのサービスで行うのと同じように、アプリでドライバーの評価を入力、アプリ上で領収書を受け取った。評価は、利用者に共有される仕組みだ。

 ウーバーのアプリがそのまま使え、配車もスムーズ。ボランティアのドライバーとの会話も楽しく、さらに安全運転が徹底されていて乗り心地もいい。ストレスなく利用できた、と感じた。

 

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48355 0 深読み 2018/10/26 07:00:00 2018/10/26 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181025-OYT8I50004-T.jpg?type=thumbnail

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