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    スポーツ

    九州場所は優勝? 稀勢の里“完全復活”なるか

    相撲リポーター 横野レイコ
     8場所連続休場から土俵に戻った先場所で、10勝を挙げた横綱・稀勢の里。しかし、土俵際に追い込まれることも多く、万全の相撲ではなかった。11日から始まる大相撲九州場所(福岡国際センター)では横綱の白鵬、鶴竜が休場し、一人横綱の重責も担うが、完全復活し、優勝できるのか。秋の巡業での様子や今場所にかける思い、ライバル力士たちの調子などを相撲リポーターの横野レイコさんに伝えてもらう。

    “完全復活”へ…人気は健在

    • 鶴竜に勝ち、会場を沸かせた=秋巡業豊田場所
      鶴竜に勝ち、会場を沸かせた=秋巡業豊田場所

     白鵬、鶴竜の休場が明らかになった翌日、一人横綱としての重責がかかる稀勢の里は、福岡入りしてから初めて報道陣に対応しなかった。それだけ、緊張しているということなのだろう。

     土俵人生をかけて挑んだ秋場所で10勝を挙げたものの、“完全復活”とまでは言えず、むしろ土俵際で踏みとどまった感じの稀勢の里。10月から約1か月間行われた秋巡業ではファンの人気は相変わらず高く、稽古場に現れるだけで拍手が起こった。稀勢の里も自らの置かれた立場を十分に自覚しており、稽古場でもできるだけ土俵の周辺にいてファンの目に触れることを心がけていた。秋巡業を終えた後には、「巡業前半から良い状態で稽古もできたし、やりきれました。非常に良い状態で九州入りできた」と明るい表情で語った。

     ファンの復活優勝への期待は高まった。しかし、かつて7場所連続休場した横綱・貴乃花が、復活した秋場所こそ12勝したが、翌九州場所で再び全休し、次の初場所の途中で引退したことを思い起こし、「稀勢の里も完全復活できるのか?」と一抹の不安を持つ人もいるという。

     しかし、秋巡業から先日行われた二所一門の稽古までを見た限りでは、充実した姿で、復活優勝も視野に入ってきていると言っても過言ではない。

    2018年11月11日 07時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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