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お菓子本が15万部の大ヒットした理由

「へたおやつ」
「へたおやつ」

 最近、大ヒットしているお菓子づくりの本があります。

 神奈川県葉山町で料理教室「白崎茶会」を主宰する料理家の白崎裕子さんが書いた『白崎茶会のあたらしいおやつ 小麦粉を使わない かんたんレシピ』(マガジンハウス)と、続編の『へたおやつ 小麦粉を使わない 白崎茶会のはじめてレシピ』(同)の2冊です。累計発行部数は15万部を超え、2017、18年の2年連続で「料理レシピ本大賞」のお菓子部門で大賞に輝いています。

 編集を担当したマガジンハウスの和田泰次郎氏は、ヒットの理由を次のように説明します。

 「お菓子作りって、とても難しく思われている方が多くいます。できるだけお菓子作りのハードルを下げた本を作りたいと考えていた時、『簡単』よりももっと肩の荷が下りるワードとして、タイトルを『へたおやつ』にしたんです」

 オシャレな店先に並べられるような華やかで彩り豊かなスイーツじゃなく、「へたでもいいじゃない」という白崎さんのメッセージが支持を得ているようです。

ほしいのは「作り方」よりも「考え方」

「レシピを見ないで作れるようになりましょう」
「レシピを見ないで作れるようになりましょう」
「一汁一菜でよいという提案」
「一汁一菜でよいという提案」

 最近の料理本の傾向として、「レシピ集ではない指南書」も話題になっています。

 料理研究家の有元葉子さんの書いた『レシピを見ないで作れるようになりましょう』(SBクリエイティブ)が売れ行きを伸ばしていますし、2016年には、テレビでも活躍する土井善晴さんのエッセイ集『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)が12万部を超えるベストセラーになりました。

 和田氏は「インターネットで手軽にレシピを手に入れられるからこそ、もっと根本的な『料理の考え方』を学びたいという心理が見て取れます。ネットと本の情報取得の棲み分けがあるようです」と説明します。

 つまり、料理の作り方ではなく、料理の基礎力をしっかりと身につけ、応用が利くようになりたいという気持ちがうかがえるのです。

 日々の食卓に並べる献立の「作り方」は「簡単」「時短」を求めているのに、指南書には料理家の「考え方」を求めてしまう――。イマドキ主婦のジレンマが表れています。


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48991 0 深読み 2018/11/13 07:00:00 2018/11/13 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181112-OYT8I50031-T.jpg?type=thumbnail

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