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    自動車

    高齢化する「いつかはクラウン」は若者に響くか?

    モータージャーナリスト 御堀直嗣
     トヨタ自動車が6月、主力の高級セダン「クラウン」を全面改良した。1955年に「世界に誇れるクルマを作る」という創業者・豊田喜一郎氏の夢を実現し誕生。「いつかはクラウン」のキャッチコピーで憧れの存在になった。軽自動車やコンパクトカーが人気を集める中で、クラウンはどこへ向かうのか。御堀直嗣氏が解説する。

    「セダン離れ」でも強いクラウン

    • (初代クラウン)
      (初代クラウン)

     日本自動車販売協会連合会が発表している「乗用車ブランド通称名別順位」によると、クラウンの販売台数は、6月4216台(20位)、7月7225台(10位)、8月5674台(11位)、9月6063台(14位)で好調な滑り出しだ。

     実は、6月の新車発表前の旧型クラウンはモデル末期にもかかわらず、5月に1000台を割り込んだが、それ以前は月販1200~2000台を堅持していた。

     乗用車の販売台数上位は、ノート(日産)、アクア(トヨタ)、プリウス(同)がトップ3を占め、ヴィッツ(トヨタ)やフィット(ホンダ)といったコンパクトカー、セレナ(日産)、フリード(ホンダ)、ルーミー(トヨタ)といったミニバンが10位以内に名前を連ねる。C-HR(トヨタ)、フォレスター(スバル)、エクストレイル(日産)なども20位以内に入り、スポーツ用多目的車(SUV)も人気だ。

     こうして販売実績を見てみると、国産車においてはセダン離れが歴然としている。逆に言えば、SUVや5ナンバーのコンパクトカーが人気を集める新車市場にあって、3ナンバーセダンであるクラウンの強さが際立っている。

     新型クラウンが変わらず支持を得た理由に、三つの新たな取り組みがある。

     

    2018年11月18日 08時11分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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