文字サイズ
    文化

    崖っぷち「東京ウォーカー」は刷新で再起可能か?

    東京ウォーカー編集長 加藤玲奈
     1990年に創刊し、2020年3月で30周年を迎えるエリア情報誌「東京ウォーカー」が今年10月、大幅なリニューアルを実施した。イケてるデートスポットや最新のグルメ情報を知るためにお世話になったという人も多いはずの雑誌だが、発行部数はピーク時の40分の1に落ち込み、「まだあったの?」と言われることも。起死回生を狙う東京ウォーカーに秘策はあるのか。編集長の加藤玲奈氏に聞いた。(聞き手 メディア局編集部 鈴木幸大)

    変化に対応できず苦戦

    • 11月20日発売号のテーマは「忘年会」「安飲み総選挙」「ひとりクリスマス祭り」「一獲千金」
      11月20日発売号のテーマは「忘年会」「安飲み総選挙」「ひとりクリスマス祭り」「一獲千金」

     発行部数は1993年の80万部をピークに、雑誌市場の低迷に逆らえず、60万部、40万部……と減少を続けた。2003年に週刊から隔週刊になり、15年6月からは月1回の発行となった。

     インターネットの普及に伴い、だれもがグルメやイベント情報をネットで得られるようになると、10年以降は10万部を割り込み、18年になると2万部を下回った。リニューアルを実施する直前の今年9月は1万7000部だった。

     敗因ははっきりしている。インターネット全盛の時代に、東京ウォーカーは雑誌にしかできないことを模索。表紙や内容の見直しを何度も行ってきたが、部数減に歯止めをかけるほどのインパクトは出せなかった。

     むしろ、何をやっても部数が伸びない状況で迷走を続けていた。出版不況と言われる逆風の中にあって、まずまずの部数を維持しているとの甘い見方すら社内にあった。

    2018年11月20日 11時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP