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    健康

    認めたくないけど老眼…「近視なら大丈夫」はウソ

    眼科医 平松類
     本当に世の中の文字は小さすぎて読めない――。40歳を過ぎる頃から悩まされる人が増える老眼。「近視の人は老眼にならない」などの間違った知識も広まっており、適切な対応をしないまま、肩こりや頭痛などの症状を引き起こしているケースもある。老眼の正しい知識、対処法、老眼鏡の選び方について眼科医の平松類さんに解説してもらう。

    “老眼デビュー”は今後増加

    • 画像はイメージです
      画像はイメージです

     矢野経済研究所(東京都)の調査によると、2016年の眼鏡関連の小売市場規模は5045億円で5年連続のプラス成長となっています。老眼の始まる人口の多い“団塊ジュニア世代”が40歳代に差し掛かり、これから老眼人口は増え、老眼鏡の小売市場規模はさらに拡大することが見込まれているそうです。

    何となく調子悪い…老眼かも

     老眼は加齢で目のピントを調節している筋肉が衰えるために起きます。それ以外にも疲労や目の使い過ぎなど様々な要因が関連してきます。

     裸眼の人は手元が見にくくなります。でも、症状は見え方に表れるとは限りません。「最近疲れてきた」「なんだか肩がこる」「頭痛がする」「体調が悪い」「疲れる」というちょっとした不調も、老眼が原因かもしれません。

     なぜなら、老眼では目を細めたりすれば見えるものもあります。本当は老眼であるのに、頑張れば見えてしまうため、それに気がつかずにいるうちに、頭痛などの症状が出るのです。

     さらに、老眼は日によって見え方に違いがあります。昨日は見えにくかったが、今日は見えやすい。というように変動があるために不調に気付きにくいのです。

     視力検査は、健康診断や免許更新などの機会で行うことがあるでしょう。しかし、遠くを見る視力検査が中心ですので、老眼はわかりません。老眼の場合は手元を見る視力「近見視力」検査をしなければいけません。しかし、多くの人はその機会がないのです。

    2018年11月21日 07時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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