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    IT

    突然の通信障害!すぐできる「スマホ自己防衛」

    ITジャーナリスト 石野純也
     12月にソフトバンクが大規模な通信障害を起こし、全国の利用者が一時的に携帯電話回線による通信や通話ができなくなり、スマートフォンが使えなくなるなどの影響を受けた。だが、NTTドコモやau(KDDI)などの通信会社(キャリア)の回線でも、いつ起こるかはわからない。もしもの時に備え、簡単にできる「自己防衛」の手段について、ITジャーナリストの石野純也さんに解説してもらった。

    全国3000万人に影響

    • 写真はイメージです
      写真はイメージです

     ソフトバンクの携帯回線の通信障害は、全国規模で4時間25分という長時間にわたったため、影響を受けた利用者も3000万人以上にのぼった。

     原因は、ソフトバンクに通信機器を納入するエリクソンの機器に不備があったこと。通信を暗号化するための「証明書」の有効期限が切れてしまっていたためで、エリクソンの機器を使っていた海外キャリアでも同時に通信障害が発生した。

     通信障害により、電話やインターネットがつながらなくなり、利用者の生活や仕事に多大な影響を与えた。待ち合わせていた人に会えなかったり、地図が見られず道に迷ったりと、支障をきたした人は少なくないだろう。スマホで表示する電子チケットが使えない、QRコードなどの決済サービスも利用できない、宅配便の再配達依頼さえできない……など、さまざまな「被害」も出た。

    いつ起こるかわからない通信障害

     携帯回線の通信障害は、いつ、どのキャリアで起こっても不思議ではない。最近では、総務省に報告が必要な規模の重大な事案は減ったが、過去にはNTTドコモやKDDIが、通信障害で利用者に謝罪する事態に陥ったことがある。

     各社とも、過去の事例を踏まえて厳重に対策を施しているが、今回のソフトバンクの障害のように、思わぬ「見落とし」で一斉に通信機器がダウンする可能性をゼロにするのはかなり難しいといえる。

     人が大勢集まる場所で、いくつかの基地局に通信が集中し、一時的につながらなくなるケースも想定される。通信障害とは異なるが、地震や津波などの大規模災害時には通信が途絶してしまうケースもあるだろう。スマホは日々の生活に欠かせないものだけに、利用者自身ができる限りの「自己防衛」をしたほうがいいだろう。

     

    2018年12月31日 07時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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