「たかが自転車」…歩道の“凶器”を生む甘い認識

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家庭での「しつけ」だけが頼り

「ITARDA(交通事故総合分析センター)の交通事故分析レポート」より
「ITARDA(交通事故総合分析センター)の交通事故分析レポート」より

 自転車運転中に第一当事者(事故の過失が大きい方)となる割合は、中高生世代が圧倒的に高いというデータがあります。

 この世代の自転車利用率が他の世代よりもはるかに高いのが、そもそもの理由です。自転車通学する生徒が多いためと考えられます。

 ある自転車メーカーの試算によると、自転車通学をする高校生の年間の累計走行距離は日本縦断(約3000キロ)と同程度にもなるといいます。学校の統廃合が進むなどして学区が広がり、通学距離が伸びる傾向にあることや、バスや電車の廃止や便減少により、ほかの移動手段がない――といった事情もあるようです。

 こうして自転車通学を余儀なくされた中高生たちは、きちんと交通ルールや自転車の基礎知識を学ぶ機会がほとんどないまま、路上に放り出されているのです。

 自動車であれば教習所や検定試験を通じ、路上に出る前に道路交通法や標識の意味、運転上のリスクを学びますが、自転車は小学校などで交通安全教室が行われる程度。それも年1回ほどの開催であったり、歩行者目線の内容を学んだりすることがほとんどです。つまり、自転車の安全運転教育は、ほぼ家庭での「しつけ」に委ねられているというのが実態なのです。

 

 

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60096 0 深読み 2019/01/08 07:00:00 2019/01/08 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181227-OYT8I50073-T.jpg?type=thumbnail

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