勝手に家に入る…「放置子」が親元に帰らないワケ

無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 「知らない子どもが家に入り込む」「知らない子どもに『遊んで』とせがまれる」――。無邪気の一言では片付けられない子どもたちの存在がクローズアップされている。こうした子どもたちは「 放置子(ほうちご) 」と呼ばれ、その対応方法を紹介するインターネットのサイトもある。中には追い払う方法だけを教えるものもみられるが、子どもの行動に詳しい松蔭大学の深谷野亜准教授は、児童虐待(ネグレクト)の可能性を疑い、支援につなげる必要があると指摘する。

放置子とは

画像はイメージです
画像はイメージです

 放置子は、ネット上で主に使われている言葉で、明確な定義はありません。「子どもがどこで何をしているのか、親が関心を持たず、ほったらかされている状態の児童」などを指すようです。私が聞き取りを行った中から、放置子と見られる二つのケースを紹介します。

ケース1「勝手に上がりこむ」

 小学校1年生の娘を持つ専業主婦が出会ったケース。娘の友だちが家に遊びに来た際、男の子が勝手についてきて家に上がりこんだ。帰るように促したが、「僕が遊んであげる」と言い、女の子たちの遊びに無理やり入り込んだり、みんなのおやつまで食べてしまったりした。さらに、目を離した隙に勝手に引き出しや冷蔵庫を開けて、おもしろそうなものや食べ物をあさった。注意すると、「ママから、『どこかに行って、だれか親切なおばちゃんにでも食べさせてもらいなさい』って言われた」と答えたという。親の連絡先を聞いても答えず、娘の友達が帰った後も居座り、午後7時すぎになってようやく帰った。

 言葉通りであれば、親自身が養育を放棄していると考えられます。自分の生活のためには、他者に面倒をかけても問題はないという態度で、親自身の考え方に問題があると指摘できます。

1

2

3

4

60471 0 深読み 2019/01/16 18:00:00 2019/02/05 16:16:06 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190116-OYT8I50081-T.jpg?type=thumbnail

ニュースランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ